著作権主側は「どこまでリスクを取れるか」で葛藤中か


まあそうだろうな。仮に自分が権利者なら、いつまでもタダで自分の土地に見知らぬ人の車を駐車させて置いても良いなんて考えない。

ネットを利用し、コンテンツを盛り上げてもらい、その代償として利用制限を緩めにしている。
しかし作品丸ごとやMAD作品、部分的使用をされ、コンテンツを私物化されていることは著作権主側にとって何のメリットも無い。

更に言えば、商品を売るための宣伝費としてネットは使わせてもらうし、その分の代価的な部分は許容する。しかし商品宣伝にもならない部分は今後も厳重に監視し削除する。というのが言い分なのだろう。


ただネットのことだ。一旦ダウンロードされて私有化されたもの、ニコニコ動画YOUTUBEのような誰でもわかる場所に置かれているなら良いが個人のブログに置かれてるものについては探しきれない。そこを今後どのような形で制限したり、削除をさせたり、したりするかが課題なのだろう。


ネットコンテンツについては先日も記事にしたが、やはり使い辛さや視聴期間が1週間程度と短い。
ユーザとしてはお金を払ったら永久物であるべき、と言う捉え方がある。しかしコンテンツホルダー側は「いやいや安くしてんだから、1週間でしょ」と言う。
ここをもうちょっと柔軟にすべきではないか?と俺は思う。

俺は1年いつでも見れるようにしてほしい。と言う人には、そういう柔軟なパッケージ販売をすべきじゃないか。と思うのだ。
逆に1度みたらいいや。って人には、1回きりにする分、通常より格安で販売すればいいのではないだろうか。

そういうことをやっているコンテンツサービスは、俺が知る限りでは無い。
それはいまだに柔軟な料金体制を作れない課題をコンテンツホルダーが放置している企業内の問題が見え隠れする。

また現状についてテレ東の方が「悪いじゃなく、そんなもんだ」と受け止めていると述べている。これは現状に不満を言うよりも、現状を今後どう引っくり返すかを考えた方が生産的だと考えていることを示す。


物事を建設的に見て育てて行こうという雰囲気があるのは良いことだと思う。
しかし1ユーザーから言わせてもらえば、企業側の柔軟姿勢が合った上での話だと俺は思う。無料公開やMADを許せと言っているのではなく、料金やシステム体系を含めて柔軟にという意味でだ。




「映画業界と同じ失敗はしない」テレビ東京がニコ動にアニメを流す理由 | ニコニコニュース
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