親しい関係でも、言わない。

お互いじゃれ合いで言うことは、正直なところある。
しかし報道されているような実態が明らかになり、3割近い人がいるという事
は重く感じるべきだろうと思った。


とにかく日本は欧米と違って匿名と言うやり方を尊重している。

掲示板の運営側の事を言うと、一般掲示板でもIPアドレスは暗号化された文
字列に変えてあったり、IPアドレスそのものを公にしないケースもある。
IPが分かったとしても、偽装化できるから殆ど意味がない。しかしIPを表
示するだけでも抑止効果はそれなりにあると思う。

ただ個人サイト(ブログなど)の掲示板でIPを表示させるのは問題は少ない
と思うが、例えばYahoo!ライブドアなどの掲示板で生IPを表示するとなれ
ば、問題化する可能性がある。
最近、ブログに本名を出すべきだと唱える人がいたが、著名人なら本名が公開
されている場合が多いので、余り問題ない。しかし個人になれば、違う。

IPや本名を表示するようなことになれば、日本の場合は、詐欺や脅迫などの
対象となりかねるので、ネット上の問題が拡大する可能性が高い。

書き手~プロバイダ~IP~掲示板のログ、と言う形でヒモ付けされているの
だから、もし万が一問題が起こった場合は、警察当局や捜査権を持つ組織が、
プロバイダに照合すれば良い。



今回のYahoo(読売新聞)にあったレポート記事は、暴言、罵詈雑言、中傷
が非常に飛び交っているということが問題だと言っているのだから、これを改
善するにはどうしたらいいのか?ということになる。

1つは掲示板のプログラム製作者や掲示板の管理者は、正規表現を使ったNG
ワードフィルタリングを装備した掲示板プログラムを製作または実装したもの
を利用する義務がある。とした、規則をつくるべき。と言う考え方がある。

2つ目に、そういった書き込みが出来ないよう、ブラウザソフト側やセキュリ
ティーソフト側で制御する。と言うやり方。

他にも書き込みをした場合は、掲示板の管理者に管理責任を問い、罰則を科す
と言う形もありだと思う。

試した事がないので何とも言えないが、大型掲示板の2ちゃんねるでも、バカ
アホといった罵詈雑言は書ける。(後で書き込み禁止などの処分を受けるが)
そうではなく、書き込みしてデータをサーバーに送った時点でフィルタリング
処理を行い、掲載できる記事とそうでない記事かを、プログラム判断した上で
掲載を決定するようにしないと、罵詈雑言は増えないにしても減りもしない、
という悪循環になってしまうように思う。

フィルタをかければサーバーに負担をかけるわけだから、管理者側は嫌な顔を
するだろう。
表現の自由はあれど、人の気分を害するような言葉をネット上であっても残す
こと、そして3割~4割もの不快な書き込みが現存することを考えれば、管理
側の負担が増えても、先のようなルールつくりをすべきなのではないか?と、
俺は感じた。







「死ね」「殺す」など3割近く…学校裏サイト、半数に中傷
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080415-00000020-yom-soci