人材を集め、どう活かすかが問題なのに。

「僕なら、僕の会社なら、その人の良さをどう活かすかを考えますね」

国谷氏が「良い人材が見つかっても、使う側に問題があっては」と述べた事に
対する糸井氏のコメントだ。



当然、基礎力や常識力の試験があるわけだが、富士山をどう動かしますか?等
の質問でその人の素質を確かめようとするテストだ。

糸井氏は番組中終始「(企業は)どうにかしたい、という悲鳴を感じます。」
と言うコメントを再三再四繰り返していた。


どんなに天才、秀才、逸材が見つかっても、使う人(企業)がバカだとどうし
ようもない。
人を道具に例えるのは非常識ではあるが、バカとハサミは使いよう。“弘法筆
を選ばず”とも言う。

特異な質問をされて、それに冷静に答える力があるというのは素晴らしいとは
思うが、そういう能力が今の企業にあるとも思えない。


糸井氏が言うように、社員の良さを活かす、又は引き出す、引き伸ばすことを
しなければ、成果主義の中では使われずじまいか、腐ってしまう可能性の方が
高いと思う。





富士山をどう動かしますか?~ “地頭力”(じあたまりょく) の時代~
NHK総合・4月3日(木)放送)
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2008/0804-1.html