RMT、BOTを排除するのは容易ではない。

---岡田信之氏の発言(一部割愛)---------------
ヘッドロック代表取締役の岡田信之氏が現在のMMORPGが持つ問題点として
「不正行為、チート、RMT(リアルマネートレード)、BOT、マンネリ化、定着率
の低下」、
長く続ける要素として
「大人数の同時接続によるコミュニティの形成、キャラクタに愛着が沸く、自
分の居場所を見つける」を挙げた。
ai sp@ce」はゲームではないことから、
不正行為、RMTBOTといったものは必要なく、また、キャラクタへの愛着は最
初からあるという、他のMMOにはない優位性をアピールした。
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確かに必要性を無くせばBOTRMTは減るが、根絶するのは無理だと思う。
噂のレベルだがセカンドライフにもBOTはいるという話もある。

ビジネスモデルすら出来てない段階で発表するのは如何かなとも思うが、美少
女系ゲームということで、アクセサリーや服などのアイテム売買が考えられる
ため、それを標的にするBOTやRMTは発生すると思う。

ゲームワールド内でのトレード禁止で、かつアイテム課金にしたら、射幸心が
煽る要素が限定的になり、結果、ユーザーも極限定的で少数になる可能性があ
ると思う。



今のMMORPGは、ポケットモンスターのカードトレーディングのように、
射幸心を煽り、それで稼ぐと言うタイプが殆ど。
もしポケモンで、メーカーや政府らが友達とカードを交換し合うことを禁じて
いれば、今の名声は無かっただろうと思う。それだけトレーディングという楽
しみがあってこそ、ポケモンがヒットした原動力であったと思う。


BOTやRMTを完全に排除したいのなら、もし可能だとすればそれはWii
やDSなどにみる家庭用ゲーム機だと思う。
PCの場合、OSはMicrosoftであってもPCは自由にカスタマイズできるこ
とから所有者責任と言う見かたがされる。しかし家庭用ゲーム機の場合、オー
ルインで任天堂ソニーらが構築しているから、もしプログラム等の改変等が
あれば、改変した人物は任天堂らが訴えられる。賠償金額も個人から訴えられ
るより大きいから、改変者の損害も大きい。

改変者らはゴマンといるから、その者を検挙する為に自社のリソースを使うの
任天堂らは嫌って、MMOは極力出さない方向で考えているかもしれない。
しかし市場の要望があれば、特にソニーマイクロソフトは許可していくこと
になるだろう。(任天堂はあくまでスタンドアローンに徹するように思う)


個人的に、また記事等で確認したわけではないが、打開策が見つかるまでの間
は、全面的にアイテム課金のシステムである方が安全策なのではないか?と思
うように、俺はなって来ている。
MMOに格差問題を引きこむつもりか!と怒られそうだが、MMOの現状を見
ればそうでもしないとBOTやRMTが多すぎてゲームにならないし、楽しめ
なくなってきている。

技術的な問題点もあるだろうし、日本では3年後を目処にIPv6化になること
も念頭におけば、しばらくの間はアイテム課金が回避策としてベストでは?と
思うのだが。





ドワンゴ、バーチャルライフシステム「ai sp@ce」を発表
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20080408/ais.htm