ネット利用の免取。逆効果の可能性もある。

特権を与えると必ずそこで胡坐をかく人達が出るということは忠告すべき事で、
もしそれが人の権利や人権に関わる話に及べばファッショにも当たる。

この報道を見聞きする限りで言えば、著作権違法者に対する措置なので、強制
切断や契約破棄の処分は妥当かもしれない。

今までネットで行われてきた違法行為は、直接的な被害として出難かったため
なかなか取締りが行い難かった。そこにメスを入れるというのは、相当勇気の
いる判断だったと思う。


一定の評価をしつつも、実はプロセスについては、いつものことだが、何も報
じられない。(報道させないのかもしれないが)

どの通信に対して、P2Pツールを使って違法に著作権物を取扱っているのか
を判断するのか?を、どう判断しているのか?だ。

例えばハリーポッターの映画がやり取りされていたとしても、通信されている
内容を見なければ、なんのソフトか、またウィニーを通してやっているのかも
分からない。

著作権団体が行う。としているが、プロバイダーの協力なしに行えらないばか
りか、今度は著作権団体が通信を盗み聞きしていることになり違法性が問われ
る。


総務省は「プロバイダーは通信内容を調べてない」から良いとしているが、で
著作権団体が通信を盗み聞きして良いのか?という話になる。


悪質な個人や業者らを摘発するには高効率ではあるが、きちんとしたルールを
つくらないと、プロバイダーや著作権団体らに宝刀を持たせる事になり、また
冤罪の人が出ないとも限らない。

全てを明かす事は、逆に犯罪者に回避策をつくらせることにもなるため明かせ
ないのは理解できる。しかし通信の何を見て、どこが判断をして、だれが捜査
を行うのか。ちゃんとハッキリとした方法を、抽象的にでも発表してもらわな
いと、現状では全てがブラックボックス
ウィニーを調査すると見せかけ実はメールの遣り取りや内容まで盗み見されて
いる可能性を否定できない。

逆に、調査方法や内容については明かせなくとも、自分達は著作権違法行為を
除く以外の調査や通信傍受はしていないことを、明かして欲しい。


悪質業者が無くのは嬉しいが、現状ではまだまだ問題山積で、世の中の機能と
しては利用できる仕組みではない。


違法コピー常習者はネット切断、プロバイダー業界が合意
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080315-00000003-yom-soci