吉本興業問題 限りなく明文化できるかどうか

松本人志「2人でしゃべるなんて」浜田極秘飲み否定(日刊スポーツ)のコメント一覧 - Yahoo!ニュース
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エージェントとは「代行仲介」で、要望されたことのみ、吉本は事務手続きのみ行うことになる。
つまり一切の営業活動を行っていたマネージャーは居なくなり、芸人本人が行うことになる。

ここで。俺はそれに詳しいわけではないが簡単に考えても
・マネジメント
・セールス
・エージェント  
これら一切を吉本興業に依頼する場合が「専属エージェント」であり、
3番目のエージェントのみを依頼する場合が「専属エージェント契約」ということになる。
つまり1、2番目は芸人本人がやるのでその分の手数料は下さいね、と言うことが言えることになる。


1.芸人本人に対する不安
窓口として吉本興行を使うにしても、芸人本人がやる仕事量は相当増えることになる。
ある程度顧客(TV局や雑誌社など)と縁がなければ顧客から声がかかることはほぼ無いから
一般的なサラリーマンと比べて飲みニケーションやヒエラルキーが強い業界だと思うから
そういう中でやり繰りできるのか。


2.吉本興行に対する不安
・マネジメントからエージェント契約に切り替えたいとする芸人をすんなり受け入れるのか
吉本にとって利益が減ることになるので留まらせようとするはずだが、すんなり認めるのか。更にマネージャー役の社員のモチベが下がる可能性があるから引き留め時にトラブルが発生する可能性がでてくる。

・売れっ子を育てる意味が減り、価値半減で新しい売れっ子が出にくくなる
売れたらエージェント契約になる。ということが横行すればもちろん吉本側はじゃあ最初からお前が全部やれば?って気持ちになってもおかしくはない。

・売れっ子のエージェント契約化で売上げ大幅減の可能性

・殆ど売れてない芸人にエージェント契約を迫る可能性
つまりマネージャーらの負荷軽減と経費削減のために売れない芸人にエージェント契約を迫る可能性がでてくる。6000人のうち8割にあたる4800人は殆ど売れない芸人だと思うので損切されると例えば小さな舞台も踏めなくなる可能性がでてくるという懸念


3.そもそもセールス、マネジメント、エージェントの負担率を出せるのか?
いままで5:5だと明言したのだから、5割にセールス経費、マネジメント経費、エージェント経費、諸経費が含まれていたわけだ。それを4:3:2:1のように比率を出せるのか?ということ。
吉本としては売り上げを下げたくは無いからエージェント経費の率が一番高い率にしてくると思うが、それでも9割をエージェント経費にすることはあり得ないし、やったら再び暴動が起こることになる。

俺の想像では、全体の3割をセールス+マネジメント料として取る考えだと思う。なのでエージェント契約をする芸人が増えるのは5割から7割に増えることになるから50万円の契約だったとしたら、25万円から35万円に10万円増えることになる。
ただ3割だと相当親心的な率なので、もっとがめつくやろうと考えていたら4割を取ろうとすると思う。この場合だと芸人は25万円から30万円の微増に留まる。5万円でも金額でいえば小さくはないが。


4.反旗を上げた芸人の今後を保障するのか
一部のゴシップ紙では「加藤の粛清を始めた」などと書かれていた。
しかし先日、松本を仲介として加藤と吉本は手を握ったとあるが、加藤を不問で許すとはこれまでの経緯云々を念頭にすると考え難い部分があるし、俺が読んだ記事の中には加藤は不問にするとは一言も書かれてない。


松本が「これで解決ではない」と言っているように、この先の道は険しいと思う。
新しい体制に切り替わるのに早くて半年はかかるだろうし、その先数年は経過観察しないと安心できたとは言えないと思う。ハッキリ言って5か年計画だと言っていい。