高畑勲に抗えなかった鈴木。その鈴木敏夫もまた

[結局、ジブリ宮崎駿高畑勲)は「ブラック企業」と批判すべき?例外扱いすべき? - Togetter]

高畑勲に抗えなかった鈴木。その鈴木敏夫もまた、ジブリの製作スタッフを怒鳴り散らしている、
という話を聞いたことがある。真偽のほどは不明だが。

高畑勲徳間書店・氏家氏。氏家氏は高畑でもあったわけだ。
最大の得意先であり、背くと自分や自分たちの立場がなくなることを大いに恐れた。だから
高畑に背けなかった。


文春がインタビューして記事(本)を書いているので、もしかしたらそんなことは一言たりとも
言ってない!と鈴木氏は激昂するかもしれないが、いまのところそういう話は伝わってこないので
たぶんほぼほぼ事実なのだろう。少なくとも今のところは。

だがその鈴木敏夫氏もまたジブリの製作スタッフを怒鳴り散らしているのではないかという話を
以前岡田斗司夫氏が自身のニコ生番組中に漏らしていたことがあった。真偽は不明だ。
しかし高畑氏から日常的にプレッシャーを受けていたなら、その捌け口としてジブリスタッフがいた
といっても不思議ではない。
割と人間は、プレッシャーを受けているとその捌け口が家族や友達や部下などに向かいやすいからだ。
カシオペアメンバーの向谷実も、仕事場のストレスなどからかアシスタントの子を叱責したと
自ら語っていた。叱責したその人はその後仕事を辞めたそうだ。

こんなこという俺も、昔自らのストレスが原因で叱責したことは何度かある。なのでおまいうなのだが
そこは周囲の協力を得て団結して対抗するしかないのだ。


前々から言っているが怒鳴っても、生産性は絶対に上がらない。
怒った当人がスッキリするだけで何の解決にもならない。
相手を怒鳴るくらいなら、解雇した方が遥かに正解だと俺は思う。


アニメ業界のことここ半年くらい見聞きしてきたが、まだまだ精神論過多で、とても生産性の話が
できる業界ではないと俺は感じている。
アニメーター(動画)は明らかに一般労働者である。にも拘らずノルマ必達の出来高払いを
いまだに続けている業界は恥でしかない。こういう風習がいまだに残っていること自体、大至急
是正すべきことだと取り上げて、官民一体で問題解決すべきこと。なのにどこも着手していない。

自分のことで精いっぱいなのはわかるが、それは免罪符にはならない。