なぜ配信やDL版よりもCDが売れる方が良いのか

例えば1万枚売れる1楽曲があったとする。
マキシシングルCDの場合、幅はあるものの1000~1500円が相場。
一方DL版は、1曲あたりだと300円が相場。
当然掛け算すれば、1000万円と300万円の違いは小さくはない。

でも。でもだ。
単価が違うだけの差なら、じゃあDL版もマキシ版として1000円で売ればいい話ではないのかと。
もしこの話が、CDとDLでは同じ価格であってもCDの方が倍以上やせめて1.2倍以上の枚数(個数)
で売れるというのなら話は分かるが、そういう話は聞こえてこない。

もう今や携帯端末はLTE、4G、5Gの時代になって、携帯キャリア各社もWCDMAからLTE
全面移行していきたいと考えているように見える。
子供は除いて、一人1スマホの時代といってもいい時かつ自宅にネット回線が無い人は
高齢者の一人暮らし世帯ならまだしも、Windows95がネット元年とすればその時代が
学生時期にある人から若い人までの人なら、ネット回線を敷かないなんて人はまずいないと思う。
事実総務省が出している平成28年度の調査結果では、ネット利用者数は1億48万人としている。
ネットをやってない人は2000万人くらいしかいないということだ。これはTV普及率と大して変わらない
のではないだろうか。

ネットがインフラとして確立しているのに、DL版を嫌うミュージシャンがいるが、もう気持ちの問題か
所属事務所やレコード会社の意向か業界の仕来りに合わせている人たちがいるからとしか思えない。