シュミットもマスクも間違っている


というか記事の通りの言葉を二人が発したのだろうか?
あまりにも抽象的過ぎて何を話しているのかさえ分からないw

俺が以前働いていた会社の上司が言った
「システムで仕事は楽になるが、その分ツールを使う社員の失敗が増える」と。

ホーキング博士ビルゲイツもAIに対して懸念しているが、もし彼らの懸念が本当の懸念になるとするなら
もっと先、30年50年以上先だと思っている。
というのは今のAIは統計学の延長線上にしかなく、過去の履歴から高い確率性を複雑な計算を経て
出しているに過ぎない。つまり。結果はこうであるという予測を立てることはできるが、なぜそうなると
判断したのか?についてAIは答えられないからだ。

確かに私たちも日常の仕事や生活で、過去の経験を踏まえて答えを出すことは珍しくない。
しかし例えばヒラメキや第六感という知能は今のAIにはない。
また20年前より今のロボットがスムーズに動けるようになったとはいえ、例えば今にも車に引かれそうな人を
助けられるほど俊敏に動けることは無理だ。
それには1処理がナノ秒単位よりも短い時間で動作し答えを出し続けなければならないからだ。

2つ目は最終的にアンドロイドやロボットの代替作業者ができたとして、悪意を働かすロジックを動かすには
製造者に悪意が無ければ、悪意を持った行動はできないからだ。
あくまでコンピューターなのでプログラムされたソフトウェアをもって動く。ソフトウェアは紛れもなく人間が
作る。映画ターミネーターでロボットが反乱するというが、何が知ら可のトリガーがなければそういう判断は
出せない。なぜか。ロボットに欲という概念(ロジック)はないからだ。
人間の欲求は良く言われる食欲、睡眠欲、性欲があるが、ロボットにそれらはない。
征服欲も生物だからこそあるものであって、関わるロジックプログラムを組み込まない段階で
これらが備わるはずがない。無から征服欲プログラムが生まれるとするなら、それこそ神の御業になる。


3つ目は、パソコンが市販されたのが1980年ごろからだ。
いまやどこの会社にいってもパソコンがあり、パソコンを使って出ないと作業が出来ない環境にある。
農業でさえ土と泥を触ればいいだけの仕事ではなくパソコンは欠かせない存在になっている。
しかし。これだけ世界に何億台、いや数百億、数千億台も普及しているのに、いまだに仕事が減らない。
何故か。
本当の意味で効率化をしようと考えている企業経営者がないからだ。

そして。私たちはロボットではなく哺乳類に属する人間であるということだ。
関心を抱くのはロボットではなく人間にしか関心を持てない。


鉄腕アトムドラえもんのようにしなやかに動けるロボットは多分出てこないと思うが、
ピクサーのアニメにでてくるようなロボットなら、今後100年近くかけて出てくる可能性は否定できない。
その時私たちがアンドロイド、ロボットをどのように迎えるのか。
単なる単純労働者としてなのか、家庭メイドとしてなのかは分からないが、価格が10万円前後になれば
爆発的に広がっていくだろう。

ロボット、アンドロイドは、第二の地球を探したり、火星や月を開拓する上で必要不可欠な存在になる
ことは疑いの余地はない。

ハサミだって使う人によって凶器になり人を殺す道具になりうる。
だからAIという技術が云々の話ではなく、使う人次第だということは念頭に置いて語った方が良い。