勤続5年以上は無期転換、という苦く甘そうな罠

来月で丸5年という人が今月で首、契約終了(雇止め)となったらどうだろうか。

非正規で丸5年というのは直接契約の「契約社員のみ」に与えられる権利だということを語らずに
本来なら非正規の労働者側の見方であるべきNPOが、こんなことを言ってるとおもうと、ぞっとする。
現在の法律では派遣労働者は3年を超えて同企業同事業所かつ同部署で働き続けることはできない。
国側は3年を超える場合は正規で雇うよう施しているからだ。
しかし多くの場合、この3年を超える派遣社員は3年を満たすと同時または直前までに契約を終了させる。
3年という縛りは企業に対してのもののはずなのに、実際には派遣労働者側に対する縛りとしてしか
機能していない。
更に言えば派遣社員はアニメーターと同じで実のところは派遣元会社にも属さない。
「登録型」派遣は労働者は個人事業主として、あくまで事務の一部を派遣元に委託して手数料を
払う代わりに派遣元が受けた仕事をもらっているという立場でしかない。

無期なんてものはない。それは名ばかりのもの。

[「無期転換」開始! 乱れ咲く「脱法戦略」と対処法(今野晴貴) - 個人 - Yahoo!ニュース]
(https://news.yahoo.co.jp/byline/konnoharuki/20180329-00083270/)