芸能人のキャリアスパン

SMAPは異例中の異例なのでここでは勘案しない。

アイドルは、16歳から23歳が最高潮で延びても30歳で踊り場に出る。
冠TV番組を持ってない場合は、バラエティ番組に回る。
または何かの造詣があるならコメンテーターとして朝や昼の帯番組に出演。
40歳になると、特番バラエティかコメンテーター、またはショッピング系番組。
同時にTVやラジオ出演数が減り収入源が見えてくるので、事業を始める。
しかし事業を始められるほどノウハウ、知見があるわけではないので知人の
中で信頼できる人を運営責任者にして事業を始める。
事業が軌道に乗れば芸能事務所に残留したまま、事実上の芸能界フェードアウト。

といった感じだろう。
なので30歳までにどうやって知名度を残せるかによって将来が決まると言っても良い。
知名度が残せない場合は、サラリーマンになった方が安全な気がする。
もっと言えばアイドルなら23歳までに興行上の成功を収めないと24歳以降は
生き残りにくいと思う。


最近いろいろ話題の声優。
デビューは23歳前後。大卒の人は25~26歳までにデビューできていないと難しい。
3年間のジュニア期間中に名前のあるCVを担当。できれば複数。
20代後半は、主役または準主役級のCVを担当。
30代は、レギュラー脇役を複数担当。
またCD、ラジオ・ネット番組のMCやレギュラー、冠番組を持つ。
40代は、レギュラー脇役を行いつつも後輩育成の立場に。

といった感じだろうか。
主役級は映画でもそうだが基本的に若手で人気の高い人がやる役なので
デビューから10年経てば脇役で作品を盛り立てる役目が出来ないと厳しいと思う。
最近は楽曲CDやネット放送のMC仕事が増えているので、作品出演以外で
担当番組が増えると尚いいだろう。
もちろん演劇舞台は並行して進め、減らすことはしないほうがいい。
33歳までに主役や準主役級のCVを複数担当できなかった場合は、向いてないと思って
方向転換した方が良いように思う。


芸能は基本、人気取り商売。人気がでなければ仕事は得られない。
特に日本は芸スキルは二の次三の次な扱いをされがちなので、芸を磨きたいので
あれば、演劇舞台俳優を目指した方が良いように思う。

いずれにしても非常にシビアな世界なので、他人よりもここに特に取り柄があります!
というものがないと、生き残っていくのは困難だと思う。