厚労省は企業を是正する力がないことを改めて証明しただけ ~残業時間見直し

政府  「働き方改革をする」
ニュース「電通で、100時間超過のため自殺者がでた」
政府  「100時間を許してるから自殺者が出た」
厚労省「残業時間を見直す」
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厚労省「平均残業時間は見直したが、100時間は見直すのは諦めました」 ← イマココ


たぶん。
いま電通社内では自殺者がでないように生かさず殺さずをどうやってやればできるのか?
を考えるので必死なんだろう。

最近の大企業の定時就業時間は、7.75時間(7時間45分)と定めてるところが多い。
なので1か月の就業時間は155時間が定月勤務時間である。
しかし旧来どおり1日8時間勤務、月20日=160時間という計算が中心がいまだに多い。

請負、SES就業の場合は月150~180時間としている場合が多い。
これは月の見なし残業時間数を20時間と定めて、残業代も1か月給与に含むという
定義をして人件費の抑制を行っている。(つまり買い叩いている)
契約は~180時間が多いが、中には上限を190や200時間にしているSES会社も多く、
その場合は自動的に40時間の残業代が月給に含まれてしまっているケースもある。

上記はIT業界のケースだが、他業種はSESというのは多分無いので包括的契約では
どういう契約になっているのかは知らない。

さて。
1か月100時間超とは具体的にどんな残業時間か。
9時~18時(休憩1時間)が一般的な8時間修行スタイルだ。
定時後30分の休憩が入ったとして、終電に間に合う退社時間が22時とすると
3.5時間が1日できうる残業時間数になる。
8+3.5=11.5
これを20日勤務(1か月)になおすとこうなる。
月間・最大就業時間数: 230時間
1か月の最大残業合計: 70時間

1か月160時間という話をして残業時間100だと30時間足らないことになる。
つまり。休出を、最低でも月3~4日は行わないと残業100という数字は出ない。
更に言うと週休1日ということだ。

しかし会社は必ず自社ビルではないことも多いので、休出が出来ないケースもある。
その場合は夜中2時3時まで働いてというケースも往々にしてある、ということだ。





残業上限、月平均60時間=繁忙期は100時間-政府調整:時事ドットコム
<http://www.jiji.com/jc/article?k=2017012800107&g=eco>