JR西日本案が採用されたとしても完成には30年という長きにわたるものになる。
JR側からすれば小浜ルートだろうがなんだろうが既存路線を活用するか、並走させるように
建築していきたいと考えるのが自然な見方だろう。
ならば、小浜を通るルートの場合、山陰線を（京都～綾部）と舞鶴線、小浜線を
活用する方向で考えるのが一番自然な見方だと思う。
また京都新聞の記事を見ると亀岡から京都駅には寄らず、よくて二条駅を経由して
新大阪駅へ向かうルートで想像されているように見受けられる。
となると桂あたりから東海道新幹線と接続する線路になるとすれば、既存の東海道新幹線の
ダイヤに影響が出てきそうな感じがする。
もし東海道新幹線に合流しない場合は別途路線を作ることになるが、それだと土地買収が
非常に困難で、亀岡から新大阪までは大深度地下に新幹線路線を作らざるをえなくなる。
そうなってしまうと今度は新大阪での山陽新幹線、東海道新幹線との連絡が大変になり
結局相乗効果を十分生かすことができなくなる恐れがある。
さらに先の話だが山陰側（鳥取、島根）に新幹線を考えているのであれば、
やはり小浜～舞鶴～綾部に通しておけば将来につながるルートになる。しかし
建設費用やメンテナンスなど考えると高くつくだけになる可能性がある。
小浜ルート前途多難 北陸新幹線延伸で京都・亀岡市誘致 : 京都新聞
<http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150420000110>
