実装機能のうち有効利用されているのは5%しかない(Evernote)

Chris O'Brien氏はそう語っているそうだ。
実際、元CEOのLibin氏もEvernoteが開催したカンファレンスでユーザーから「私はEvernoteを長年使用してきて、とても愛していま す。でも、私は最近になってEvernoteで出来ることのほんの5%しか使っていなかったことに気付いたんです」と言われたことを明かしています。

また、Libin氏自身もインタビュー時点でEvernoteが多機能すぎるが故に抱える問題を理解しており、「問題は、この5%がユーザーによって異な ることです。もし、すべてのユーザーが同じ5%の機能を使用している場合、他の95%の機能をカットしてしまえば開発にかかる多くの資金を大幅にカットで きます」と語っています。

俺も開発に携わっている立場だが、あるプロジェクトに入った途端に「どんな機能を追加すればいいだろうか」と質問されたことがある。
「いやまだ今日ここのプロジェクト入ったばっかなんで操作方法すら分からないですから」と
言ったことがある。
質問してきたこの人の頭の悪さがよく分かる話だと今は思っているけどw

機能については、まずユーザーの動向を見るのが一番。だって利用率をあげることは定着率をあげるし、評判を良くすることにもなるからね。
次に営業や広報担当者に聞く。
3番目にテスト担当者。
4番目に開発者。って感じで聞いて回ることかな。

まあ日本の商習慣、特に業務用ソフトになると機能云々より会社同士のコネクションで導入するか否かを
決めるケースが殆どだからさ。
開発側からすれば機能を追加しないと自分たちは仕事にあぶれてしまうから、どうにかして機能追加したいという思いで頭いっぱいでしょw アフォだよねーとしか俺は思えなんだけどさ。

ユーザーサイドで物言うと、安定性を優先してほしい。
ネットに常時接続タイプのアプリなら、ネットが繋がらないときでも操作が出来るところを作ってほしいよね。あとは自分の好きなようにカスタマイズできたり、検索が便利だったりとかさ。


仕事を取りたいために機能の追加ばかり考えてるSEって「何なの?死ぬの?」って感じw
プロジェクトから要らなくなった人員で頭悩ませたくないのはわかるけどさ。それって
本当にユーザーの事を考えている事にはならないから。

本当にユーザーは何を必要としているのか、どこに不満があるのか?を探って、その上で
必要な機能を追加する。そしてユーザーに負担がかかるレスポンスにならないようリファクタリングなり
改善をすればいいんだよ。


何度も言うけど、自分の仕事の事を考えるよりユーザーの事を考えろ。



Evernoteを苦しめる「5%問題」は本当に取り組むべきことを照らす道しるべになる - GIGAZINE
 <http://gigazine.net/news/20160112-evernote-5-percent-problem/>