シェア率15%以下は無視していい

レガシーブラウザー対応の引き延ばしは、ユーザーにリスクを背負わせるだけ
ただ、この動きを
ベンダー側の勝手な都合
ととらえる向きは少なくない。現実問題として、IE 8以前のレガシーブラウザーを利用しているユーザーは数多く残っている。これらのユーザーの切り捨てにもつながりかねないからだ。
え?
誰がそんなこと言ってるんだ?
IE8を使ってるユーザーは世界でも10%程度しかいない。
日本では10%を切っている状態。
IE8を使ってる人が多く、IE8を対象にしないことを苦情している人を
具体的にあげて欲しいものだ。

俺もわずかながらウェブ開発に携わっているものとして過去1年のブラウザをターゲットにすべき
という考え方を持っている。
最新ブラウザであってもW3C勧告の仕様を全て準拠できているブラウザは未だにないが
それでも毎月何らかの形で更新されている。IEはその中でも更新がかなりのんびりとしていて
MacOSLinuxが増えてると言ってもやはりWindowsのシェア率は極めて高い。
そのWindowsに同梱されているのは紛れもなくIEであるから企業がターゲットとするのはIE
自然となってしまう。
個人ユースについてはもうPCはオワコンで、スマホタブレットに進んでいるから、
もはやIEは存在しない世界で、ChromeSafariが中心の世界になっている。

ってことは、IEのバージョンを気にしているのはナンセンスで、特にChromeは強制的に最新の
バージョンにアップデートされるし、Safariもそれに近い体制であることから
レガシーなIE8をターゲットにしてユーザーからクレームが来たとしてもシカトしていいレベル。
そもそもそのユーザーが何でIE8を使っているのかわからない。まさか未だに9x系を使ってる?
2000やXPからアップデートできないでいる?そういう人がインターネット使う資格なんてないよ。

仮にIE8ユーザーが多いとしてもそれを遥かに凌ぐのはIE11であり、IE8ユーザーのために
IE11ユーザーのセキュリティを損ねるようなことがあることを許されるのか?
結論、許されない。


大局を見て判断すべきで、レガシーブラウザーはもはや自分の個人情報をだだ漏れさせるだけの
悪しきものという捉え方をすべき。
そしてウェブサービスのベンダーは、使えない見えないと言ってきたユーザーに対して自分たちの
考え、セキュリティのことをしっかり伝えるべき責任があるという自覚を持つべき。
15%にも満たないクレーマーユーザーにいちいち相手にしてるようではその企業に存在価値はないよ。


なぜヤフーは古いIEのアップデートを促したのか | Web担当者Forum
 <http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/12/15/21626>

WebブラウザシェアランキングTOP10[日本国内・世界] | 株式会社 ウェブレッジ
 <https://webrage.jp/mobile/data/pc_browser_share.html>

ブラウザのバージョン別シェアの統計情報 (2015年12月)
 <https://syncer.jp/stats-os-browser-version>

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