とにかく正社員化を拒否したい企業の意向を100%受諾

企業にとってたった3年で非正規から正規を通り越して正規の正社員にレベルアップさせることは
どんなことがあっても阻止したい。
自民にとって自分たちの支持企業を1つでも獲得したい。
そういったお互いの利害が一致したためと思われる。

もちろん今後も正社員は減ってゆき派遣や契約社員が増えていくことは目に見えている。
本当に18歳~22歳の若い時に正社員で就職できなければ、派遣社員を転々とするしかない。
こま切れ人生を送るしか無くなるだろう。


ただ企業は正社員化がイヤなだけで、正社員だけで仕事を回せるわけがない。

オフショアで人材確保を補うという話はあるが、今までオフショアしたこと無い企業が
海外の中小とやりあって意思疎通できるとは到底思えない。オフショアをコントロールできる
外国語と経験が長けた人がいないとやれない。
3年で契約は一旦終わることになるが、たぶん部署移動するとかで延長できるような
裏技は有るのだと思う。そうでないと企業側も3年ごとに人を変えるのは、よほど閑職でも
なければ慣れた人を手放すのは本意ではないはずだ。あ、これは現場サイドの意見として。

結局3年縛りにする意図、目的は薄いので、結局数年後には元に戻るか、別の形になると
俺は思っている。
またTPPの話もあり、雇用形態が欧米化するのは時間の問題。
たぶん当分の間は頻繁に雇用関係の法律が変わっていくと俺は見ている。

ある求人で大手がクラウドソーシングを始めるという話を聞いた。
R社かどうかは知らないが、派遣ではなく個人事業主として扱われだす時代がくるかもしれない。


明日の生活を思って泣く気持ちは分かるが、例え今回の改正が廃案になったとしても
数年後には全くちがう法律が施行される可能性が十分ある。そういう時代になったと思う。


涙する派遣社員自民党議員が「早く追い出せ!」「騒ぐな!」 労働者派遣法改悪法案の傍聴席【追記有】 - 宮崎信行の国会傍聴記
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