ブラック企業特捜隊(労働局の過特)

東京労働局と大阪労働局に2014年に設立された「過重労働撲滅特別対策班」(過特)の
初の成果があがってきた。

警察でいえば特捜部のようなイメージだろうか。
どこまで権限を持っているのかわからないが、通常の労働局員よりも強い権限を持っていると
思われる。それを暗示するように「労基署の管轄エリアを越えて広域で活動」と語っている。

7名が東京と大阪で2組、計14名という、居室の中のシマ1つ分しかない人数だが、
これからノウハウ溜めて、部下を育てたり敏腕局員を迎え入れて大きな部隊になって欲しい。
(でなければ今後一斉摘発できないから)


初回がワタミや飲食チェーン店ではなくABCマートってところは少々驚いたが、販売系・飲食系と
肉体労働系はブラックは山のようにあるだろう。
今回のことで「過特」の存在感をアピールできたので、ブラック企業の経営者は戦々恐々と
していることだろうと思う。
今回のことでウチもやばいと感じて改善してくれる企業はまだ良心的だ。
「大したことねーよ」とふんずり返っている企業は、逃げる術を考えるだろう。
デジタルフォレンジック技術者がいるにしても、ドリルで穴を開け、東京湾に沈められたり
山中の地中深くに埋められたらその高い技術は使えない。そうならないように早め早めの
検挙をするように努力して欲しい。

最初の一歩でしかないが、今後の活躍を期待したいし、裏切らない組織であってほしい。



ABCマート書類送検で活躍ーーブラック企業を摘発する「かとく」ってどんな組織? (弁護士ドットコム) - Yahoo!ニュース
 <http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150703-00003333-bengocom-soci>