JR時刻表は交通新聞社が毎月発売している時刻表雑誌。
紙ベース雑誌だと月1183円。これをデータ化、アプリ化したものを月980円で発売する。
ネット上には「高い」という批判が多いが、雑誌版よりも200円ほど安い。
ただYahooやジョルダンなどネットで無料乗り継ぎ検索サービスを行っている企業は多い。
だから興味ない人からすれば「高い」と目に映るのは当然だろう。
交通新聞社の狙いはどこにあるのだろうか。
これだけ無料乗り継ぎ検索サイトがあるからあえて時刻目盛を追って乗り継ぎ検索したい人は
そうそういないはずで、買うのは電車での旅行好きか鉄道マニアだけだろう。
確実に雑誌媒体のは売上げ部数が減っているだろうから、ここで舵をきっておいたほうが
いいだろうという判断だろう。
運行データはJRからいろんな形で届くらしいが、最近はさすがに最低でもExcelやCSVで
受取ることが多いだろう。雑誌媒体を作る上で必ずデジタルデータにしているはずなので
流用し易いという事もあると思う。
この手の雑誌は事細かに発着時刻が記載されていること。
発駅と着駅の選択で時刻がでてくるだけの検索サービスでは絶対に途中駅データは出て来ない
そういう所が鉄道マニアらの心を今も掴んでいる。
日経新聞がデジタル版を出したとき「月額4200円」は非常に驚かされたが、
いまや有料会員数は40万を越えており、月の売上げ16.8億円。
無料会員を含めた数は250万アカウントを越えている。
電子版JR時刻表がどれだけの有料会員数を掴めるかはわからないが、
日経をはじめとする大手新聞社も有料サービスを行っており、料金は
けっして安くは無い。それでも売れている。
日経が先陣切ってるので挑戦だとは言えないが、1000円近い定期購読課金が
メジャーでコモディティー化してきたと言えるのではないだろうか。
売れるものなら電子版に切り替えても売上げへの影響は少なくて済むと言えそうだ。
更に言えばそれだけタブレットが普及しているからと言えるのではないだろうか。
JR時刻表がタブレット端末アプリに! カスタマイズ機能も! 5/28サービス開始 | マイナビニュース
< http://news.mynavi.jp/news/2015/05/15/627/ >
日経新聞の電子版有料会員数が40万人を突破 : J-CASTニュース
< http://www.j-cast.com/2015/04/24233895.html >