日本側のせいで事実上交渉が止まっている。
と述べているようだが、これは返還するつもりは無い。と言っているも同義。
返還は現北方領土に住むロシア人の投票をもって、一定数以上が日本への編入を認めた場合にのみ、
北方領土を日本へ返還するとプーチンは語っているようだ。
もちろん日本側は無条件返還である。
ではそれが分かっていて何故いまになって交渉を進めたいといってきたのか。
それは日本との経済交流を進めたいというのが本音なのだろう。
日本が住民投票を経て多数が編入を希望した場合にのみ返還するという条件を飲めば、
おのずと和平交渉や経済交流が推し進められるからという考えがあるからだろう。
でも日本が、しかも今の政権がOKというはずもない。ということはプーチンは100も承知のはず。
なのでこれはプーチンの寝言パフォーマンスと軽く受取っていたらいいだろう。
戦後70年を越えて北方領土の返還が叶っても、当時生活していた人の殆どは
高齢か亡くなっている。それに既に済んでいるロシア人と共存共栄は極めて難しいだろう。
なので北方領土は政治的駆け引きのためにしか機能はしない。
それは日本政府もロシア政府もよくわかっていて、相手のミスがいつでるかと待っているだけの状況は
この先もずっと同じだろうと思う。
プーチン大統領:「北方領土、日本と話し合う用意ある」 - 毎日新聞
< http://mainichi.jp/select/news/20150417k0000m030115000c.html >
