日本版XBOXONE、目標をどこに据えるか

卒ないE3発表だったから、あまり批判の声はなかったけど
PS4に対する優位性を示すことはできなかったね。

日本は完璧にアウェイだけど、EUPS4と同等以上を目指そうとすると、価格とタイトルの見直しは
不可避だろうなあと。

どちらもFPSが主流なんだけど、XBOX側はファンタジーSFぽい(Halo、GoWなど)のが多いのに対し、PS側はSFや戦争モノよりも刑事モノ(アンチャーテッドなど)ぽい感じのものが多い気がする。
XBOXONEでもクウォンタムブレイクが警察・刑事モノに近いところがあるけど、PS4リバイバルも含めて日常に近い立ち位置のキャラクターが活躍するものが複数あるという印象がある。


EU圏でXBOXが負け出したのは、PS3の大々的キャンペーン(割引含め)が功を奏したのが発端。
MS-EUは胡坐をかきすぎていた。それが敗因だ。

Kinect2別売という選択肢を選ばざるを得なかったわけだが、それでも本体価格はやっとPS4と並んだくらい。
日本版XBOXONEは39,900円だろうっていう話だけど、税込だとPS4Amazon価格とほぼ同じ。
これじゃあねえ、戦えないというか。


あとはMS、MSKKがどう考えるかだと思うよ。
少しでもMSに親しみを持ってもらうための広告費だと割り切るか、更に7年後の2021年頃に出るであろう
次のハードのためって考えるか。
しかしどう考えても、XBOXドラクエやペルソナが来るとは思えないし、和ゲーの力が乏しいから
日本人に興味を持ってもらえにくいという点は把握してるよね?と。
XBOX360のときにブルードラゴンアイマストラスティベル、ロボティックスノーツなどあれだけ力いれてたのに、瞬間的には10万本以上売り上げたけどそれっきり。続かないんだよね。

ヒットはでるんだけど、セガのハードと同じで点数に結び付かない。1イニングに1ヒットだけじゃ点数にならないんだよってこと分かっているのかなあ?と。


だから良い意味で割り切ってXBOXONE展開を考えた方がいいと思う。
360が7年かけて160万台だったわけだから、これを2倍3倍にしようと考えることはせず、
7年かけて160万台しか売れないんだ、年23万台が上限なんだという体で考えて、
じゃあ何をすれば今後につながるものを得られるのか?を考えた方が良いと思う。

例えPS側に寝返られてもいいから、インディーズの人をフルパワーで応援するのもいいだろうしさ、
中小ソフトハウスを支援してもいいだろうし。
頭を切り替えるというかさ、これまでの考え方を捨ててやったほうが良いと思う。

MS側の陣頭指揮をフィルスペンサーが執るようになり、E3でゲームハード回帰宣言したわけだから。
だけど2,013年のE3発表でおかしたミスのツケはそうそう返せないと思うけどね。


大胆に振舞えるか否かで、随分と今後の流れが変わっていくと思う。