人はロボットに心を入れたいと本当に思うのか?

ロボットを擬人化したり人間的に扱う物語は太古からある。1927年のメトロポリスが最初ではないだろうか。

ロボットを人として扱う小説、テレビ、映画はたくさんあるが、では実際に人間のように振舞えるロボットが
技術的に可能となったとき、人はロボットに心を宿そうと思うのだろうか。

例え人間のようなしなやかな動きや思考力を持たせられるロボットが技術的に可能になったとしても
ロボットはあくまで危険な作業を行わせる労働ロボットでしかないと考えている人が多いのなら
ロボットに心を入れようとはしないと思う。


ただ、より人間に近い存在にできないかと考える技術者、研究者は居るだろうと思う。
そんな人から心を持つロボットが作られる可能性は十分ある。
しかしそれを製造し、販売し、使う人がどれだけいるか。つまり心のあるロボットを受け入れられる人が
どれだけいるのか?を考えると、とても少ないように思う。

人間うりふたつのようなロボットが出てくることを願うのはドラマの世界だけで、
実際には人はそういうロボットがでてくることをあまり希望しないのではないかと思う。