アイドルを育てる

今の日本のアイドルって、一般人と比べればセンスも歌も踊りも上手だと思う。しかし秀でたものは感じない。それでもAKBのようにグループで活動すれば質より量で人が集まってくる。商売にもなる。

ドリクリから派生した(と言ってもいいと思うんだが)桃知みなみさんという、自称・アニメチックアイドルをテレビ東京の社員一人とタッグを組んで1年先を目途に世界的なアイドル存在として育てようと先週からスタートさせた。もちろんテレ東社員が参加しているといえど会社は未認知だ。


まず4/6、阿佐ヶ谷アニメストリートで練り歩くだけのプチイベントを行った。
来週以降からは週2本のペースで動画をアップ。
自身を主人公的?に扱った自主アニメーション完成も目指している。
また隔週なのか月1なのかは分らないが、ニコ生、ツイキャスYoutubeライブでも生放送配信をしていくようだ。
さらにクラウドファンディングやニコ生の有料チャンネルで稼いでいきたいとしている。


アイドルってなんだろう。
憧れであり、同性からは目指す目標点である存在だと思う。
そこには飛び抜けた存在感がなければ、やはり殆ど人は付いてこないように思う。


感情移入させる世界観も必要。
AKBなら統一された衣装、年に2度のファン投票やジャンケン大会を通してファンとの結束力の維持をはかっている。
好きなあの子から投票して!とラブコールされれば、それにお金臭さがあっても、あの子のためならと頑張りたく思うものだ。

今の日本のアイドル。
AKBのようなアイドルは、特筆するようなモノは持っていない。
しかし小粒でも多数を集めることによって多様性があり、さまざまな人から支持を得られる。よってそれが莫大な収益にもつながっている。


桃知みなみさんの場合、
テレ東・あにソンぷらすから始まりドリクリ、つくり場などで4年以上活動してきた。せんだみつおのコマネチ!を模した「モモチミナミ!」など体を張った活動をやってきた頑張りは評価したい。しかし彼女独自のオリジナルが本当に少ない気がする。

1年という区切りをつけたのなら、本人がアイドルとしてやっていきたいのかどうか?も含めて最初の3か月間でいろんなことをやってみて考える期間にする。
残りの9か月間で、例えばコンサートに300人集める、ニコ生の視聴者数1万超え目指すなど目標値クリアできるか?ということもいいけど、TV番組のオーディションで本戦まで進むとか実益に近いことにも挑戦したほうがいいように思う。

お面をつけるのはキャラクターを作る上ではプラスかもしれないが、やっぱり視聴者が見たいのは人間なので、親近感をつくる上ではマイナス効果になっているように感じる。


頑張ってほしいけれど、桃知さんの人生でもあるのでしっかり考えて欲しい。