伸ばす の意味には幾つもある

簡単な方からいうと、
・弱点を伸ばす(弱点補強)
・強みを伸ばす
追い込み馬になりたいなら弱点部分を伸ばしたほうがいいし、逃げ馬になりたいなら強みを伸ばしたほうがいい。
しかし問題はどちらに延び代があるか?だ。

国語が弱い。じゃあ国語を伸ばすのはいいとして、伸びたとして+10点なのか?+30点なのか?+2点しかいかなそうなのか。というのは非常に難しい判断だと思う。
あと大学受験では「足きり点」がある場合がある。
例え他の教科が80点とっていても1教科でも50点を下回っていたら失格(不合格)とする制度だ。
だれしも得手不得手はある。国語が不得手だった場合、50点という足きり点を前提に考えたとき、いま得点できる点数は70点なのか?50点なのか?30点なのか?で判断が分かれる。
もし50点なら、これ以上下がらないように鍛えていればいいが、30点だと確実に失格だからリソースを割いてでも補強せざるを得ない。70点ならむしろ多少手を抜いてもいいくらいだ。

足きり点があって、この点数に満たないのであれば他の教科をつぶしてでもやらないといけないから弱点を伸ばすほうがいい。
逆に、50点以上なら強みを伸ばしたほうがいい。例えば数学はいま80点だがこれを更に伸ばして100点にできるなら周囲に対してアドバンテージを得られることになる。


話逸れてしまうが、
結局のところパラメーターをどう変えてやるか?で東大も合格するし、5流大学しか入れなくなることもある。
時間は限られている。その中でどういう時間分配をして自身を伸ばしていくか?だと思う。
幸いにして不幸なことに日本は大学で全てが決まるシステムだ。でも実際の社会はそうではない。というところに目を付ければ、何を伸ばすか、何が伸びるのか?を1秒でも早く見つけることが最も重要なことだとわかる。