閉架という言葉に対する誤解と、行政の今更感

閉架」と言う言葉はこの話題がでるまで知らなかった。たぶん騒いだ人の多くはこの言葉の意味を知らなかったのだと思う。
閉架」に関しては、ボカロPであり図書館員として働いている「エハミック」さんがTwitterで詳しく説明している。

言葉の意味を知らなかったのは当然あるが、それ以上に何で今更?
はだしのゲンは、1973年から1年間 少年ジャンプに掲載。
驚くべきは1982年から85年まで、日教組の機関紙に連載されていたということだ。なのに、松江市教育委員会閉架を決めた。

1973年から40年経った今、なぜ閉架なのか。

説明することを手間だと考えたのだろう。説明が尽くされずに一方的に閉架をアナウンスした行政に反発が出るのは当然。
エハミックさんは「閉架」は希望者は閲覧できる状態」と、まるで追放されたかのような捉え方をされていることに戸惑いと困惑した様子だったが、言葉の意味を正しく捉えることは大事だが、やはり一方的に閉架を決めた行政側の不十分さと相まって反発・批判が沸き起こるのは当然のことだと思う。


教育委員会の真意は分からない。漫画というだけで見下していたのか、教育の場に立つ者であれば作品の中身を見て判断すべき。それが出来ない人が教育の場に立つべきではない。


<ゲン閲覧制限撤回>中沢さん妻「素直にうれしい」 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
<http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130826-00000076-mai-soci>

エハミック (EHAMIC)さんはTwitterを使っています
<https://twitter.com/EHAMIC>