税制面だけ?

沖縄は分かるが何故京都?というコメントあったが、京都は京都アニメーションがあるからじゃないかな。
俺的には寧ろ何故に沖縄?と思う。

まあエリアはどこでもいいのだが、税制面だけ優遇したって、その地にアニメ開発会社が集まってくれる
とは限らない。アニメ産業全体が様々な意味で優遇されないと、効果は出ないと思う。


アニメ産業を盛り上げたいのであれば、商品開発力や海外展開のノウハウをサポートしてあげた方が良い。
で、税制面をフォローするのであれば、アニメ産業に貢献した企業やアニメ制作会社を起業する人に還付する制度を設けたほうが良い。
ただしいずれにしても2~3年の短期間でおわるのであれば意味が無い。10年20年続けてくれないと意味がない。


岡田斗司夫氏はアニメーター低賃金の批判について
「アニメーターは完全出来高制。描いても採用されなければ給料に反映されない。採用され難い人の給料だけを取り上げて批判の的にされている」
といった主旨の話をしていた。
アニメーターの最低賃金をどうにかしてやって欲しい気もあるが、アニメーターを優遇してあげればアニメ産業が盛り上がるかと言えば必ずしもそうでないように思う。それに今アニメはセル画ではなくパソコンで作る。今は原画を元にして作る動画の部分に人材リソースがかかっているだけで、昔ほど人手を欲していないし、賃金の安い韓国や中華、東南アジアに発注されている。


アニメ特区については、本当にアニメやアニメ産業を盛り上げたいから言っている提案ではない。ということは言い切れそうだ。


以前、都内に10億以上の建物をつくることになって猛反対が起こりその後に廃案になったが、この提案も紙のままで終わりそうな気がする。


提案そのものは思いつきでいいと思うが、採用する案は具体性や底上げできる案にすべき。


沖縄・京都にアニメ特区検討 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130409-00000104-san-pol