世界的には再活況に。でも日本は・・・

それでも日本はCDが売れているからCDを売ろうとする。
と語っていたのは小室哲哉氏。

川上ドワンゴ会長はJASRACの擁護派だが、旧態依然とする日本の音楽業界を見れば
本当に擁護してていいの?と思う。


問屋や小売店舗が無くなり、ディストリビューターである音楽出版企業が倒れて
音楽アーティストの活躍の窓口役が居なくなっていく。しかしネットという窓口が
現れたことで活躍の場を企業に依存することなくできるようになった。・・・というのは良い事だと思う。けれど・・・
やっぱり全国に轟かすには、いまだにテレビや新聞・雑誌が必要。ネットでTwitterやブログを立てたところで
見てくれる人がいなければ売上げどころか、聞いてくれる人さえ増えない。

ある意味、いままでは営業や広報は所属企業に頼っていれば良かった。
しかしこれからはマネージメントもプロモーションも自分ひとりでバンド仲間全員でやっていく必要が出てきた。
それだけじゃない。インターネットができなければ曲を広められない。

何にでも一長一短はあるものだが、裾野が広がった分、利益を享受できない人や曲作りだけに専念できる
環境は随分と減った 又は失われてしまったと言えるのではないだろうか。


向谷さんのように活路を見出すのに必死にやっている人もいれば、そうじゃない人のほうが
遥かに多いという日本。
日本の音楽業界は、売れない事をネットのせいにしてばかりいる。
GDPと一緒で、日本は世界の真逆の事ばかりしていたら、業界もろとも潰れてしまうのではないか。とさえ思ってしまうのだ。


音楽売り上げが13年ぶり増―ミュージシャンはファンに「直送」 - WSJ.com
< http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323873404578373360428951842.html >

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