2次創作を認める原作者としての1意見

と言いつつ俺は商業誌に作品を公開している著者ではないんだけどw
もし自分が原作者だったら・・と言うお話。


例えば2次創作をしている人から「もっと設定情報、裏情報を知りたい」と
尋ねてきたとする。そしたら俺ならこう答える。


「いま出版・販売している作品と公開している設定資料以外の設定資料は無いし
あったとしても出すつもりはない。
つまり言い換えると、未公開な部分は学期末テストでいうところの空欄にあたるわけです。
学期末テストなら空欄に入れる答えはあるわけだけど、2次創作では何を入れても、
書いてもOKです。

大人の事情で正式な公認はできないけれど、2次創作を認めている立場としては
空欄は自由な発想で埋めていって欲しい。それがそもそも2次創作であって、
原作を忠実に再現しようとするのは2次創作ではなく、単なる贋作、コピー商品
でしかないからです。」



で。本当に俺が原作者という立場に立ったら、本当に2次創作を許すのか?
うーーん、微妙かなw

何でかって言うと、純粋に作品を広げてくれる2次創作なら良いんだけど、
そうじゃなく登場人物のキャラを脱がしたり、乱交させたり、折檻したりする
ような性風俗系2次創作は、正直お断りしたくなる。

2次創作は、ただ人に乗っかって騒ぎ祭りたてることであって欲しくない。
少なからずその作品を理解した上で、自分だったらこういうストーリー展開
にしたのに、こういう展開もありじゃないか?を表現する場であって欲しい。
まあ俺の理想論でしかないが。

逆に俺が2次創作をしたいか?と考えると、あまり興味ないかもしれない。
やっぱり好きな作品はその作品の中だけで生きて欲しいと思うから。
あと同じ描くなら自分オリジナル作品を書いたほうが楽しいと思うから。
イラストなら漫画やアニメのキャラを描くことはあるだろうが、それは
2次創作ではない。単なるトレースでしかない。



2次創作で盛り上がっているのがコミケットを始めとする同人誌即売会
同人誌販売書店だが、原作を貶めたり損なわすような行為だけはやめて
もらえれば、目くじら立てて規制するほどのことではないと俺は思う。
だって芸術は模倣から、というから。

更に言えば、模倣はいいんだけど、最終的には自分の完全オリジナル作品
を書くようになっていって欲しい。


という愚痴のような話でしたw