電子出版は成功事例になるかならないかは、やるしかない。

S田さんがマネージメントできる人、会社が今殆ど無いのが課題だと言っていたが、
田んぼに野菜がなっているのに流通させるシステムが無いような状態だということだ。

岡田さんは、まず自分なりの成功事例をつくってみなと部下を激励していた。


電子出版って稼げるのかどうか分からない。とてもニッチ産業だと感じるからだ。
・内容は書籍と変わらないのに、本にくらべてとても扱い難い。
iPhoneAndroidスマホは硬くて曲げられない。
・電池がいる
・ページをめくる機能こそあるが、読んでいる実感があまりしない。
などなど。個人的に抱いている不満だが、けっこう多い。

やっぱり本は紙ベースで見るのが一番いい。
ページの多い本は本の厚みで体感できる。
電気が無くても明かりさえあればいつでも読める。充電する手間も不要だ。

iPhoneiPadが発端になって一気に知名度は上がったが、やっぱりハードウェア、
ソフトウェア、UIやUXにおいて、まだまだ人の快感度に繋がるものが少ない。
これがいまだに馴染められてない最大の要因だと、俺は思うのだ。

それでも見たい、読みたいと思うのは、その人個人のライフスタイルや欲求に
大きく左右されると思う。



電子出版を本気で盛り上げたいというのであれば、やっぱり電子端末と
ソフトの使い勝手の良さも必要だけど、ネットとどう繋げるかが一番重要だと思う。
またダウンロードした電子書籍を紙に出せるかどうかも重要になってくるんじゃ
ないだろうか。

3~4万文字に値する公演をワードに書き起こしてPDF化するだけなら
それは売れないと思う。売れても5部とか10部だと思う。

野菜ならそのまま出しても売れるが、コンテンツは何らかの調理(付加価値)を
しないと売れないから。それが和食なのか洋食なのかイタリアンなのかフレンチなのか
という違い且つどんな食感、風味を付けるかだと思う。


いずれにしてもPDF化しただけでは売り物にはならないよ。
どういう味付けにするかが問題だと思う。

そーそー。明らかに違法だということ以外は、誰かに怒られてから考えれば良いと思う。
そこで謝って許してもらえないなら、そういう人だったと割り切ったほうがいい。
そんなことに悩んでイノベーションを止めることのほうが、もっと駄目だと思う。



ニコ生岡田斗司夫ゼミ年末特別​編「2012年を振り返りながら冬休みに理屈力UP!」 - ニコニコ生放送
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