行き場の無い怒り。

唯一残念なのは、増田で投稿していることかな。これだけの事をいえるなら、実名はしょうがないとして、せめて垢は出して欲しかった。
俺的な解釈でいえば、アカウント名(垢)を出すことがジャーナリズム、主張と結びつくと思うから。アノニマス・ダイアリー(俗称、増田)はアカウント名も隠してブログを書くという日本独特というべきブログで、ここから色んな話題、物議がでてきて、読む人に様々なテーマ、課題を与えてくれている事実はある。
しかし、まだ私も含めて日本人からジャーナリズム、ジャーナリストを生み出せてないのは、記事に対する責任をまだまだ負えてないことにある。facebookで実名登録している人は日本人とて少なくは無いが、じゃあどうして実名登録を要求されているのかについて正しく理解している人は少ないのではないかと思う。

改名こそできるから本名にどれほどの意義があるかは多少の疑問は抱くが、自分自身本体と法律上で結びついている名前は本名であり、本名を出すことが逃げも隠れも出来ないというリスクを負う覚悟を示すものだと思うのだ。ハンドルネーム、仮名、偽名を使って自分の意見を言うのは本来なら追うべきリスクをいかに低減させながらも言いたいことを言うという自己中心的さの現れだ。
俺もその虚栄心や自己中であるうちの1人だが、言っていることに矛盾があるが言いたいことを言っている、主張をするという行為は、それが誰であろうと偽名であろうと、尊ぶべきだと考える。


そうさ、俺はチキンだよ。でもそこから始められ、将来全てを満たせるようになるならそれでもいいじゃないか。
結果オーライが悪いと言う理由なんてないよ。


と思い考える。

閑話休題
増田ブログの話は音楽業界の話になっているが、俺個人の解釈でいうと「日本人は着れない服を、無理に着ている」ということになる。
(以下、引用)
AKB48とかアイドルがなぜ売れるか? それは今だにアイドルけが大衆娯楽であろうとしているからだよ。
<-- ここまで
という彼なりの結論があり、一例としてX-Japanがバラエティ番組に出演した事例を出している。

売れる要素とは大衆化(コモディティー化)にあるということであり、Greeやモバゲーにみるスーパーライトゲームがなぜ人気なのかという理由にも言えることのように思う。

邪推でしかないが、日本の音楽業界は商品(楽曲)に付加価値をつけて差別化を図り米国音楽業界に参入したかったから芸術化(家)にしたかったのではないか?それに呼応するように音楽家の人がついていってしまったのではないか?と思う。

いずれにしても音楽業界は現実から目を背けている行為しか行っていないことだ。
確かに問題ではあるが違法ダウンロードだけを矢面にするのは、現実を見ようとしてないとしかいえない。
有名アーティストが声を上げないのは今貰っているギャラで満足しているからであり、今の生活レベルを落としたくないために進んでやろうとは思わないのだと思う。
増田ブロガーの人が自分の本名や垢を出さないのと同様、彼らアーティストも自分を守りたいが為だと思う。


打開策、解決策は、私たちが”今までの日本人”から脱皮していくしかないと思う。
ネガティブに言えば、たぶん一生このままだろう、日本という国が物理的に消えていくまでは。と思う。
もし打開される、解決されることがあるとすれば、第2、第3の黒船に来てもらうしかないと思う。つまり米国圧、中華圧によってのみ成されると思う。


日本には良い所は沢山ある。キリがないほどに。
最近はそうでもなくなってきたが日本とアメリカの違いは、アメリカは超悪人がいる一方で超善人もいるが、日本は悪人も善人も居そうでいないことにある。と俺は思っている。
アメリカは悪人がでればそれを叩く善人がでてくるのだが、日本は悪人がでてきてもそれを叩く善人が出ることがあまり無いというか・・・苦笑するしかない。


売上げ、売上げ、売上げ。それしか言ってこない上司、幹部たちに、アーティストだけでなく多くの人が辟易している、前に唾を吐いても自分の頭に降り注いでくる行き場の無い怒りで充満しているのが、たった今のことだと思う。



[参考元]
音楽業界をダメにしたのは「レコード会社」じゃなく「アーティスト」だろ
< http://anond.hatelabo.jp/20120623023851 >