体力を使う仕事は、中韓台と結びつくしかない

IntelはDRAM製造を早々(1985)から手を引いたが、日本はその後30年余の長期に渡ってトップに君臨できていた。
しかし良かろう安かろうが実現できる今となっては、ただのブランドでしかない日本製品は中華・台湾などの商品と対立できるレベルではなくなった。
造船も同じことが言えるのではないだろうか。

アメリカ企業が何故中華に工場を持つのか、中華技術者を雇うのか。という質問に対し出てきた回答は賃金が安いからだけではない。同じ人数を集めようとすればアメリカでは半年以上かかるが、中華ではその半分以下で済むからだ。と言う答えだ。
アメリカより更に人口が少ない日本ではアメリカの3倍以上の時間がかかることになり、とても中華と張り合えないことは自明だ。

今の日本企業が残るには、
製造に関わる社員を全員解雇し、
中華・台湾などの会社と合弁し、
日本は開発のみを行う
という形にしないと生き残れないと思う。もちろんこれは短期的に見た話になるが。

日当が数千円~数百円以下である中華・台湾・東南アジアと比べたら日本に製造工程を持つことがいかにバカらしく思えてくるかは誰が見ても分かることだ。俺が経営者だったら、日本語教育費を与えてでも中華人を雇う。(日本だと7千~1万円以上出さないと人は来ない)


日本は今後もっともっと追い詰められてくるだろう。
日本企業は破産するまで社員を守るか、中華に身売りするかの2択しか与えられなくなるかもしれない。





[参考元]
受注ゼロ…日本の造船業界に「2014年問題」の危機 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
< http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120304-00000077-san-bus_all >

[参考元]
インテル社、DRAM事業から撤退
< http://www.komazawa-u.ac.jp/~kobamasa/reference/gazou/icind1/intel_dram.htm >