見応えあった今日のキャラクタ​ー塾

虚淵さんが今月のゲスト。
まどかマギカの話は、4月頃からずっと小池さんはベタ褒めしていて、対談の夢が結実したのが今回の放送だった。
76歳と38歳。ちょうど倍の年齢差があるので、我が子以上の差があるのに全然その差を感じさせないトークだった。

色々俺なりに感じる部分は多かったのだが、まだまとまりきれてないので大雑把な感想とかを。

インターネットとアニメと今の20代10代と売上げという「縛り」がある中で生まれた作品なんだなあというのが分かった。
両者とも読者・視聴者を惹きつけるために様々なギミックを作るのに苦心しているという点では同じなんだが、小池さんは「読者に印象付けるにはどうすればいいか?」を考えて作ることに対し、虚淵さんは「如何に強いインパクトをつけて他作品と差別化していくか?」という、両者のスタンスの違いを感じた。そう、両者は同じものをつくっていてもアプローチが全く違うのだ。

今回の放送では「鹿目まどか」という名前は、ネット検索で引っかかりやすいように意識した。と述べていたが、小池さんが一番活躍していた1970~1980年代とは意識するところが全く別物になっているということが分かる。

虚淵さんは、まどマギを作るうえで影響を受けた作品は?という視聴者の質問に対し
「コゼット、リリカルなのはひだまりスケッチです。」
と臆することなく答えたのはビックリしたw 普通こういうのは本作を見る視聴者を惑わす可能性があるので控えるものだと俺は思っていた。
しかも何れもわりと新しい作品(何れも2004年から製作されたもの)で、この辺も非常にビックリした。

あと印象深かったのは、虚淵さんが「実はキャラクター画は作る前にもらっていて、そこから想像を膨らませた」と言ったあとに小池さんが万遍の笑みで「やっぱりキャラクターだよねw」と発言していたシーンだ。
確かにアプローチこそ違うが、キャラクターの大切さを滾々(こんこん)と語っている小池さんからすれば、虚淵さんの発言でより自分のやっていたことが間違いはなく、また衰えてもいないということを再確認できたのだろう。


いやあ、本当に小池さんの放送だけは、毎回パワーというか自分のモチベーションをもらえるから永久に続いてほしい番組だ。
運営3号さんが裏MCとしてやっているんだが、過去のものを含めてDVD化して欲しい。こういうのは本当にこれから漫画家、小説家、アニメをやりたいと思っている人には是非是非繰り返し見て聞いて欲しい。


まどマギ、コゼット、ひだまり、なのは、タイトルこそ知っているが見たことが無いので1度目を通したいものだ。



[参考元]
漫画家志望の為の漫画家専門学校「小池一夫キャラクターマンWEB講座」
< http://www.koikekazuo-characterman.jp/ >

[参考元]
小池一夫のニコニコキャラクタ​ー塾!~第7講:虚淵 玄~ - ニコニコ生放送
< http://live.nicovideo.jp/watch/lv77366564?ref=top >

コゼットの肖像 (http://www.cossette.jp/)/2004年~
ひだまりスケッチ (http://www.tbs.co.jp/anime/hidamari/)/2004年~
魔法少女リリカルなのは (http://www.nanoha.com/archive/)/2004年~