まだまだ柔軟性が足らないEVバイク

ニコ生で山の手一周するってあったので、EVバイクのことで調べてみた。
いろいろ不便なところがあり、普及しない理由が分かる気がした。

SEED48という機種でみてみる。

【まず充電が大変!】
70%充電(31km)までなら3時間程度で終わるようだが、100%(45km)までだと最長9時間かかる。8時出勤の人なら7時には出発するだろうから、前夜10時までしかバイクが使えないことになる。
第2に、付属の充電用電源ケーブルは170センチしかないこと。これは畳1畳分程度しかないw 駐輪場から畳1枚分しか離れてないところに、どの家庭にも「コンセントなんて、ねーよ!w」
戸建住宅なら工事もできようが、マンションアパートに住んでいる人は絶対に無理w

【役所手続きが大変!】
多くのバイク屋なら、お金さえ出せば任意保険をとる所までの事務手続き一切を請け負ってくれる。
しかしこのEVバイク、一部のバイク店、電気店でしか扱ってない。
バイク専門店ならやってくれるかもしれないが、電気店で購入した場合は自分で役所に行って各種登録手続き、ナンバープレート取得をやらないといけない。

【23区都内限定か?】
10度の坂までしか登れない。(10度ってなんだよ、わかりづれえええw)
→道路勾配だと18%弱
→「2012年の初走りは…富士山へ。(http://suburbia.blog.so-net.ne.jp/2012-01-09)」
こちらのブログに18%勾配の坂の写真があるので参考に。
都内でも結構いたる所に坂があるので、アップダウンが激しいところは、多分バッテリーが持たないと思うw


今回見て感じたのは、一戸建て個人宅用だなってこと。
アパートマンション住まいの人は、コンセントの充電設備が駐車場に設置されているか、大家さんが劇親切でないと無理だということだ。
東京都内なら販売店はそこそこあるが、それ以外の県では1店舗しか取扱店がないところもあり修理を依頼するにも非常に大変だと分かる。

EV自動車も同じ問題を抱えているが、プラグインタイプであっても自宅に充電設備がないと使いようが無い。
出先で買い物中、仕事中に充電したい場合でも、そこで充電設備がないと駄目。
やっぱりEV車が普及できない最大の理由はこういったインフラが微少だと言うことだと感じる。


今のようなネタ扱いではなく、充電インフラを含めて充実していかないと本当の実用性にはつながらないだろう。


[参考元]
SEED スペック・機能|テラモーターズ株式会社
< http://www.terramotors.co.jp/products/seedfunction.html >