ある品質以上なら、違法コピーとする。と言う考え方はどう?

中華のミッキーマウスのコピー商品やキャラクターが違法とされないのは、あまりにもミッキーマウスに似てなくて、なお且つ酷い品質からだ。と俺は思っているw

だったら品質に基準ラインを敷いて、それ以下だと違法コピー商品・製品と見なさないと言う考え方はどうだろう。

なんでこんなことを言うか、考えるかっていうと、再三再四ここで取り上げてるニコニコ生放送だが、一定期間はタイムシフトで視聴できるが、期限を過ぎると見れなくなる。これは非常に惜しいと思うのだ。
本当に好きな人なら、TS期限過ぎても見たい!と言う人はいるはず。それが例え3000円、5000円、1万円という値段がついていてもだ。
ニコ生の放送がパッケージ商品だったら、再パッケージ製造代や流通代がかかるので一定数量つくらないといけないが、ストリーミング又はダウンロードコンテンツだからそういった手間や制限がない。だったら期限を過ぎたものでも有料なら見れますよ!という商法は有りだと思う。--でも、やらない。何故か。

1つは出演者(所属プロダクション)との契約だろう。
百花繚乱さんのように所属してない人はドワンゴの言い値で落とせるが、そうじゃない人は色々と条件を付けてくるからだ。5000部以上売上げ出さないなら許可しないとか、そういう話だと思う。

2つ目は著作権やコンテンツ管理が煩雑になる。
ユーザーから要望あったから再販しよう!となっても、それが2~3しか売れないのなら売っても商売にならない。先程の話じゃないが、せめて500部とか1000部以上売れてくれないと、商売として辛い。
なぜなら売った商品の棚卸や、そのコンテンツの著作権や出演者に支払う著作権料などの計算で人件費を使うからだ。もちろんパソコンで自動計算されるようにするのだが、わずかな事にシステムを組むのは会社として非合理になるからだ。

3つ目は、再販したコンテンツをコピーして売ろうとする輩がでることを心配しているからではないか。と言う点。
これを放したいためにタイトルの振りをした。
特にダウンロードコンテンツとして売ると、それをコピーして転売する輩が必ずいる。人気コンテンツほどそうだ。
デジタル著作権保護を仕掛けて売ったとしても、再生しているモニターをムービーで撮影する人がでる。
それでだ。
再生しているモニターを撮影したものって、どうなの?と言う疑問がある。つまり、モニターを撮影するので画質も音質も相当劣化している。しかも要らないモノまで映っている。品質が極めて粗悪なものを、正規商品と同じ品質のものだからという見方はどうなの?と個人的に思うのだ。

いかなる手段でも許可ないコピー品は違法だし、罰せるべきだと思う。
しかしその考え方をしていると、ユーザーのニーズや商機を逃してしまうのでは?というほうが、実はコピー品が出回ること以上にデメリットなんじゃないのか?と思うのだ。

コピー品が出回る理由の1つに、商品として売られてないから。と言うのがあると俺は思う。
今でこそ昔懐かしいTV番組がDVDボックスなどになって売られるようになったが、それでも俺が好きだった「カノッサの屈辱」「アメリカの夜」「アインシュタイン」などは全話DVD化されていない。衛星放送で再放送されたことはあるが、いつ再放送になるかも分からない。
多くの理由は製作会社、出演者らとの複雑な契約があるためだと言われている。

昔のTV番組は自社番組を売ると言う考え方が無かった。それは今のような再生機器の環境がなかったからだ。
しかし今はSD画質なら十数話入れられるブルーレイなどがある。

環境はあるのに販売しないというのは、コンテンツホルダー企業として正しい選択なの?と言う疑問を持つのだ。

スタッフが、出演者が他界していて。どこにいるか分からなくて。所属事務所を変わっていて。という問題があるのは分かる。しかしそこは包括的な標準規定を業界が結ぶことでクリアーできるんじゃないのか?と思うのだ。
標準規定をつくらないのは、利害関係が複雑怪奇で纏められないと思っているかだと思うが、それに何十年かかったとしても標準化さえしておけば、あとは過去のコンテンツも容易に商品化出来るようになるメリットがあり、決して無駄にならないと思うのだが・・・


再販しても稼ぎにならないことが市場調査で出ているから。というのかもしれないが、ニーズがあるならやるべきだと俺は思う。