事実上、自炊代行業の廃業

出版社・作家からの質問状に対する回答率44%で、指名著者作品は86%の業者が中止申し出をした。

かねてからグレーゾーンに当る行為については、出版社側は当分沈黙していたが、9月5日に一斉に代行業者に対して暗に廃業を迫った行動に出た。そして86%は中止または廃業を決めたようだ。

代行業者が100社近くあるのは驚きだったが、出版社・作家側は「今後は、告訴も検討」としているだけに、さらに廃業する店は増えていくだろう。


しかし出版社には、電子化して読みたいニーズはあるわけで、それにどこまで対応するの?できるの?ということをアナウンスしておく必要はあるんじゃないかと思う。
電子化している本は、いわゆる人気作品だけ。マイナー作品は殆ど電子化出版されていない。

本当に作品購入自身が自炊することは今後も著作権法の許可範囲内だから、やっていい。
自炊するには7万円近い両面スキャナー、4万円近い裁断機などが必要になってくる。合計10万円以上する。これらの機材を業者が貸すことは違法ではない。これらの業者は残っていくだろう。

というか、自炊ブーム早くも終了!っていう印象なんですがね・・・・w





[参考・原典]
 自前電子書籍化「自炊」業者、8割が事業縮小 (読売新聞) - Yahoo!ニュース
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110930-00001306-yom-soci

 「自炊」代行業者8割強が「今後は行わない」 出版各社に回答  (産経新聞) - Yahoo!ニュース
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110930-00000585-san-ent