今のアニメーターが安い理由

本当の理由は分からないが、たぶんそうであろうと言う所で書いているので、読まれる際は留意頂きたい。

とあるトークセッションに参加した際、1960~1970年までは給料は良かった(話の内容から、今の間隔で言えば月給30~40万はもらっていた勘定のようだ)
しかしベビーブーム世代によってアニメが重宝がられ、その製作費等はTVに牛耳られることになり、スポンサーの言いなりなってしまった。
更には”新人に負けたくない”等の理由で原稿料を上げさせなかった故・手塚治虫の影響もあったのだろうか、当時は常に右肩上がりしていた他業種企業の給料とは反対の道を辿って行った。

それに輪をかけたのが、たぶんウィキペディアにある「東京ムービー」が抱えた問題だったのでは?と俺は感じた。
1枚xx円という出来高報酬制を行っていたのに、枚数を自己申告制にしていたのが問題だったようだ。

今はどんな管理体制でやっているのか知らないが、まあ普通なら1セル毎にタグをつけて管理する、デジタルセル画ならファイル単位で管理することをやってないとダメだろうね。


絵が下手とか製作速度が遅いとか明らかに理由がある場合や、新人さんっていうのなら月給13~18というのは仕方ないと思うが、それなりに経験や実力持ってる人なら30~40万もらっていいと思う。
今のアニメーターは薄給だと謳われているが、どこのレンジに当る人が薄給なのかよくわからないが、13万とか15万というのはコンビニのバイト並み。これはさすがにね。せめて2~3年働いた人には20~26万は払ってあげないと。

話し逸れてしまったが、出来高の誤魔化し横行やTV放送局やスポンサーの下僕になってしまったという問題が過去にあって、それが今でも棘の刺のようにアニメ会社の身体を縛っているのなら、それを解いてあげることをしてあげないとダメだし、そこに対して著名人や行政、政治が動いてもらわないと!と強く感じる。



東京ムービー - Wikipedia
< http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%BC >