本当の抑止力、効果は限定的では。

結局最後の方で但し書きが沢山ついたので、実効力という点で見ると乏しいのでは?と感じる。

また既にある成人漫画・アニメの「18禁」に、本法案の既製が加わる事になるわけだが、既に刊行済みの本はどうなるのかが分からない。


毎年2回行われているコミケットコミケ)を始めとする同人誌即売会で、どのような対応を強いられるのかも想像がつかない。これまでもコミケット実行委員会が自主的に性器や過度な表現のある同人誌を販売しようとしている個人、団体に対しては出展を禁止・剥奪しているが、都庁職員がコミケに入ってチェックするというのだろうか。

秋葉原に限らず、都内には至る所に同人誌を取り扱っている書店がある。そこに立入り調査をして販売禁止や商品返却を指示命令して回るつもりなのだろうか?


性表現うんぬんもあるが、それ以上に実効力が疑わしい法案を通しても、パフォーマンスにもならない。
都民の税金を使って茶番を行う方が、もっと道義的責任があるように感じるのだが・・・



性描写漫画の規制条例可決…都議会総務委 (読売新聞) - Yahoo!ニュース
<http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101213-00000472-yom-soci>