ゲームの「楽しさ」を伝えて欲しかった

・将来、世界で500億ドル希望になる
・将来、顧客対象は10億人
・世界における日本ゲームの売上げのシェアは70%から30%まで下落
・ゲームテスター会社はカナダ企業エンザイム社がトップで、日本法人も作った。
・テスティング費用はゲーム全開発費の1~2割。
・テスティングもプログラムも「脳波」を採用して科学的に解析し取り入れようとしている。
・日本は経済産業省が年20億円でゲーム興しを模索中。

登場されていたQ Entertainment社・水口氏のTwitterに「拡大版を放送する予定のようです」とあったので、今回編集でカットされた部分が見れる可能性がある。


さすがに早歩きすぎで、ゲーム知っている人にはおー!って感じだったかもしれないが、ゲームに程遠い人にとっては「で?」って感じだったんじゃないだろうか。
XBOX360の認知度が低い日本でKinectの話を向けられても「ふーん」でスルーする人が殆どだと思う。

ゲームに疎い人、興味ない人は細かいことは分からないだろうから、
・ゲーム産業が世界的になってきたよ。
・映画産業をも揺るがす存在になりつつあるよ。
・日本はアニメと同じで他国にシェアを奪われ、イニシアティブが取れなくなっているよ。
・技術が凄く発展してゲームに取り入れられ、新時代がきてるよ。
という話が伝わればOK!と判断したように思う。


凄いよー凄いよー!
の一点張りじゃ、一般の人は興味を持ってもらえないんじゃないだろうか?と思う。
ゲーム業界の薄っぺらさを強調されても、適正にゲームを評価してくれる人が増えないと思う。

Kinectを取り上げてくれたのは個人的に嬉しいが、テクノロジーの発展を強調するに終始するのではなく、ゲームがどう私たちの生活を豊かにしてくれるのかというプレゼンの部分が欲しかった気がする。
なぜならNHK特集はゲーマー向けではなく、一般視聴者向け番組なのだから。


確かに1時間という枠で全てを網羅するには過酷過ぎw せめて週1回の4回くらいに分けて放送してもいい。それでもまだまだ短いと思うが。

今回の放送で知らなかったことも知ることが出来た点は、個人的にとてもよかったと思う。
しかし一般人にとっては、良いイメージが持て辛い内容だったのではないかと。それでは放送した意味が半減したのでは。と感じるのだ。



NHKスペシャル|世界ゲーム革命
<http://www.nhk.or.jp/special/onair/101212.html>

NHKスペシャル
<http://www.nhk.or.jp/special/>