どうして形(化粧箱)ばかりに目がいくのか?

今日は久しぶりの連投w

TPP(Trans-Pacific Partnership)は、2006年にニュージーランドシンガポール、チリ、ブルネイが始めた事。そう、開始されてから4年以上の月日が経っている。
しかし日本政府、日本企業(経団連を含む)はこの4年間強の期間、なにもやってこなかった。
(裏で色々動いてたのかもしれないが。目立ったものは無かったと思う)
先日、農業関係者がTPP参加反対!デモを行っていたが、もしTPPという言葉だけに反応しているのなら、それはおかしい話だと俺は感じる。

TPPというシステムが悪いのではなく、そのシステムを取り入れることで不利益を被る人、業界、組織団体に対してどれだけの配慮を国、政府、関係官庁らが行っているか。
政府レベルでは来春、来夏を目途にこれから考えると言っている段階で何も決まってないに等しいが、それでも一言二言 彼らを安心させる言葉をかけるべきではないかと思う。(今の菅政権じゃそんな気持ちの余裕などないだろうがw)


今後どういう流れになるか?
経団連側はTPP大賛成だ。自民党政権時は農業族議員が発言力を持っていたが、今はその形は殆どない。
ということはTPP参加に向けて動いていくのではないか?と思う。

しかし賛成派の彼らは、TPPの本当の意味を理解しているのか?
それは別問題で、本当に理解しているとは思えない。いつものように目先の事、自分の利益のことしか気にしてない気がしてならないからだ。
なぜなら、非常に大雑把に言えばTPPは、例外なき自由主義。であると思うからだ。

発起の4カ国は、語弊ある言い方になるが発展途上国。つまり彼らにとってすれば背水の陣だったと思う。
しかし関税撤廃は対中華に向けて価格競争力をつけるためには、企業にとっては不可避な選択肢だった。経済専門誌以外ではあまり取りざたされてないが、今はTPP参加国に工場や拠点を移す日本企業は多い。

尖閣問題もあるが、何かと手や足を縛ってくる中華に進出するよりも、中東アジアに進出した方が吉だと思う企業が多い事もあると思う。(特に今の菅政権は不用意発言で中華を怒らせ、返り血を浴びさせられるのでw)


詳細な知識がないので言及はできないが、それでもTPPは理想形だと個人的に思う。
しかし残念なことに各業界に対する配慮や対応を菅政権ができるとは、到底思えないwそんな能力があるなら既に結果の1つや2つ出してて当然だと思うからだ。
(09年秋に話題になった八ツ場ダムでさえ、決着どころか建設再開か?まで話が戻ってるざまだしw)



いなまい・ドットコム TPP交渉参加に危機感 JAが緊急集会
<http://inamai.com/news.php?c=norin&i=201011121605380000040823>

「APEC CEOサミット」FTAAP討論 米倉会長「TPP早期参加」 - SankeiBiz(サンケイビズ)
<http://www.sankeibiz.jp/macro/news/101113/mca1011130502005-n1.htm>