快挙に暇がない。が・・・

飯島真理さんがアニメ「マクロス」の挿入歌で1982~83年頃に30万枚の大ヒットとなり、アニメ曲が一般曲に遜色なく売れるものとなった。ただし飯島さんは声優が本業ではない。

その後しばらく大ヒット的なものは殆どなかったが、
1990年に入り、声優の林原めぐみさんが30万枚ヒットを出して以来、一般的なタレントアイドルと違う隙間的アイドルとして女性声優たちが売れ始めた。
この頃から単なるアニメ、洋画のアフレコ俳優(声優)としての存在に留まらずに、写真集やCDドラマ、声優専門誌、ラジオ番組、音楽CDやビデオ、ライブ...と領域を一気に広げて行った。

水樹さんにとっても西部ドーム2日間は人生で輝かしい記憶になるのと同様に、アニメ声優界においても良き前例となり、声優を目指す人にとってもモチベーションになるイベントだと思う。


水樹さんは、CD大ヒットに始まり、バラエティ番組、紅白歌合戦、それと今回の大ステージ満員御礼と快挙の暇がない。しかしここまで行きつくには、アニメ声優業界では初めてだし、影で悔し涙している声優はゴマンといることも忘れてはならない。
業界としては既に"第2の水樹"を探している又は育てているだろうし、水樹さんで終わりにはしたくないはず。


ただ声優業界、いろんな過去のしがらみというか既得権にまとわりついている人が多いように思う。
声優が写真集やTVに積極的に露出するようになってから20年は経つ。そろそろ本気でアイドル化、タレント化をして、山寺宏一氏のようにレギュラーTV番組を持てる人をもっと育ててもいいんじゃないだろうか。


声優は稼げない職業から、稼げる職業。そう言われるようになれれば、アニメ全体への影響も違ってくると思う。
そんな簡単なことではないことは分かってはいるが・・・


水樹奈々西武ドームライブ 2日間で5万5000人動員 CDデビュー10年目「奈々本も出ます」 - MANTANWEB(まんたんウェブ
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