出版業界側は、本スキャン代行業は「NG」と表明。

以前 スキャン代行店について「著作権法上、NGなんじゃ?」と書いたが、
今回の朝日新聞ネット版記事に日本書籍出版協会は「継続していくなら検討する」と提訴する考えを示している。

下記にあげた代行業者も含め、日本書籍出版協会に対してどういうアプローチ、対抗をするのだろうか。


また個人で行う複製は「違法ではない」としながらも、「ネットで流れる可能性が高い」と述べており、
スキャナー会社と協議する可能性もある。
つまり、せっかくスペックが上がってきた両面スキャナーだが、解像度や読取りスピードに上限を科せられる可能は否定できない。(同意しなければ訴訟を起こすと言われたら、スキャナ会社は手を引く可能性がある)

ただし仮に出版業界がスキャナ販売会社やスキャン代行業者に対して圧力をかけたところで、本自体は海外にも流通または流れている。
つまり圧力をかけたところでそれは日本国内だけであって、海外にまでは及ばない。特にコピー大国の中華はそんなの通用するはずがない。
コミックに限定して言うならば、マイナー作品は守れても、人気コミックは守れないのは確実。


出版業界が本気で禁止したいと思うなら、例えばTV番組と一緒で、必ずニーズがあるのだからPDF化したコンテンツを先んじてリリースするほかない、もしくは今後の出版物には例えばスキャンやコピーすると「複製」と表示されるような仕組みを入れるかだ。


日本のメディア、コンテンツ業界は超保守派ばかりなので、この先はかなり難しい選択を迫られるだろう。



asahi.com朝日新聞社):蔵書をバラしてPDFに 「自力で電子書籍」派、増える - デジタル機器 - デジタル
<http://www.asahi.com/digital/av/OSK201007160092.html>

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