意外と考えてる松本人志

1作目は、点である。
2作目で線になる。
3作目で、面になるので、その先の方向性を考えられると思っている。

という、松本人志のコメントは、ああしっかり考えているんだなあと思えた言葉だ。


一人1,000ピースまで持てるとすれば、その1ピースが大きければ、大きい土地を持てるし、
小さければそれなりに留まる。そう言う考え方というか、客観的に捉えようとすることは
良いことだと思う。

自分の能力を客観的に図ろうとしている事に対し、たけしが自分の経験の上で
10作はつくらないと本当に自分が何を作りたいかは分からないよ、と言う。
これも然りだと思う。

まとめれば、自分の能力と、自分がやりたいことは違う次元の話だよってことだと思う。


自分が何をしたいのか。その上で1つのピースの大きさを決めるのか、
自分の能力を見た上で、1ピースの大きさが決まってからそのフィールドで自分のやりたい
こをと考えるのか。

後述は、よく言えば堅実、確実。悪く言えば低リスクを狙っていて、大胆、革新的なことができない。
前述は、よく言えば革命的、革新的、前衛的。悪く言えばハイリスクで、後先のこと考えてない。

ただ最近のたけし作品は、どちらかと言えば保守的になってるように思う。
確かにHANABIは、その男の次に好きなたけし作品。さすがに賞とれるよなって思える作品だった。
でも今はどうーかな、そこまで偉そうに松本に言えるほどなの?って、思う所もある。

商用芸人として売れている、日本で人気があるっていうだけで、だから映画人として素晴らしいか
といったら、んーどうなの?ってところはある。



情報7days ~たけしvs松本人志対談~ -TBS-
http://www.tbs.co.jp/jouhou7/