求められるは精神力。

我慢強い。というのも精神力だが、いかに冷静に合理的判断が出来るかも精神
力のうちだと言う気がした。


11/26放送分「突破力」で、あーーーそういやあそうだねえと感嘆したのが
「株の世界もメンタリティーのもの」と言う感じの発言があったことだ。

別にまだ実績が出ているわけでもないのに株価がどんどん下がって行く。
企業が「今期の利益が50%マイナスでした」と発表をまってから売ってもい
いわけなのに、投資家はリーマン破綻を見ただけで関係ないところまで一気に
手放している。これは投資家のメンタリティーの問題であって、実勢経済が悪
くなったからではない。

そんな主観論で左右されやすい時代になってしまったと言う事なのだろうか。


あと、あまりにもコンピューター技術が高度化し過ぎたこと。
別にコンピューターが自発的に何か製品や商品を開発しているわけではない。
しかしコンピューターで弾き出された答えに対して右往左往している人間が、
確かにここにいるのだ。

コンピューターを使う事によって、仕事は飛躍的に効率化した。
いちいち罫線を引いて数字を書き込む手間も無い。毎日もらさず数字さえ入れ
ておけば決まった日には集計されて、集計表が印刷されている。要るのは上司
の確認印だけだ。



ただ全員、精神力が高いかと言えば、むしろ低い人のほうが圧倒的に多い。
ただでさえやる事が多いのに、他人の面倒なんて見てられない。というのが現
状で、子を育てている親でさえ精神面が非常に弱い人が近年目立ち、時に事件
にまでになっている。


答えは、ない。


1つは精神面が弱い人が絶滅するのを待つ。か、
精神面の強い人が弱い人を育てていくシステムを作るか。
そのどちらかしかないと、俺は思う。



3/25放送(11/24再放送)の「独創性」は殆ど見れてないので内容はわからな
いが、独創的な人って、地球上の全人口のうちの1%もいないと思う。

今の時代は、縦x横x高さが決まっている箱の中でしか動けなくなっている。
その中で今までやった事のないことをやるというのは、相当し何の技だし、そ
れがもし独創的なものだったとしても、それを理解してくれる上司や企業に認
めさせられるだけのプレゼン力や理解してくれる上司に会えるかも分からない。

宮崎駿は鈴木氏という人と出会えたから今があるわけで、そうでなければエロ
アニメの監督くらいしかできなかったかもしれない。

独創性は必要だと思うが、欲するは「人脈」だと思う。
それは宮崎駿氏が良い例だと思う。



世界全人口のうち99%は平凡か、それ以下の生活しかできずに終わると思う。
俺もそのうちの一人だと思っている。

慎ましやかに、自分の能力以上のところに欲を持たずに生きる。
それが一番ベストなのかもしれない。





爆笑問題のニッポンの教養スペシャル(NHK総合
 特別:爆笑問題×京大 独創力!(2008年3月25日放送、11/24再放送)
 爆笑問題×早稲田大学「平成の突破力」(2008年11月26日放送)