次世代機は、2011年?

早くもPS4についての話が、具体的なところで進んでいるようだ。

XBOX360の次世代機もCPU選定を進めているようで、発売こそまだ先だが各
社本格的に動き出しているようだ。


記事で後藤氏はWiiの成功をこう見ている。
・性能はあえて抑えて投資とコストを減らした。
・開発費を低価格につけた。
・マンマシンインターフェイス
・コンテンツの遊び方で新提案。
・本体の低価格。
・直観的なインターフェイス
・最初からカジュアルゲーマー層を狙ったこと。


過去を振り返るとヒットには “コントローラーの改善” に共通点があるように思う。
スーパーファミコンで「L、Rボタン」を追加。(1990年1月発売,全世界5,000万台*)
・PS2で「アナログスティック」「振動」を追加。(2000年3月発売,全世界1.2億台*)
・Wiiで「モーションセンサー」を追加。(2006年12月,全世界3,200万台*)

他にドリームキャスト(1998年11月発売,全世界1,045万台*)でビジュアルメモ
リーを搭載というのがあるが、これはあまり好評ではなかった。



では2010年頃に出るであろう次世代機に、コントローラーの劇的改善を期待で
きるか?だが、人間の指は両手10本で、コントローラーを支えるには手のひら、
指4本は要るだろう。そう考えると残り指6本で使える分までしか、ボタンを
追加できないことになる。

iPhoneiPodに搭載されている「加速度センサー」、フットコントローラー、
体からの微弱電流を感知するセンサー、眼の動きを捉えるセンサーなどもある
が、どれも特定のソフトにしか使えない感じがして、あまり実装に現実味がな
いという印象をもつ。


一番活用性が高いと思えるのは「タッチセンサー」ではないか。と思う。


DSに採用されているペンで触れるアレだが、タッチエリアの大きさ次第で操
作範囲が決まってしまう。あまり大きいとコントローラーが大きくなり過ぎる
ことになってしまうし、別に用意するとコントローラーが複数になるから、結
果的に操作し辛くなってしまうと思う。

1インチくらいの小画面を付けるか、真四角ではなく長方形の画面にするかで
対応はできそうだが、難しそうな気もする。


Wiiはモーションセンサーを搭載しただけではなく、今までのコントローラー
の形状概念すら壊し、TVやビデオのリモコンのような長いスティックタイプ
になったことで操作感覚を大きく変えた。
SFCとPS2から来ているオーソドックスな形から「変える」必要性もある
のではないか?とも思う。



確かにコントローラー1つですべてが決まるわけじゃない。

ユーザー側に立って操作性を向上させるのも必要だが、開発者側に立って開発
し易い環境を用意、提供できるようにすることも必要だ。

だがこれまでヒットしてきたゲーム機を見ていると、やはりコントローラーに
大幅な機能追加をしてきたことが、ヒットに結びついているように俺は思うの
だ。





(*) VG CHARTZ、Wikipedia、BINARY IT用語辞典 掲載情報より。台数は概数。

PLAYSTATION 4は拡張版Cell搭載へ向かう
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0929/kaigai469.htm