経営として。PC人口増として。

カニバライゼーション(カニバリゼーション/cannibalization/共食い現象)。
初めて聞いた言葉だ。

会社を経営する側に立てば、利益率の高いものを沢山売らなければならない。
しかし。PC人口を増やしたいのなら、UMPCを一般販売するのも必要だと思う。


下記リンク先の記事で、著者の後藤氏は、ある意味自殺行為になることを企業
は恐れていると書いている。

ではなぜ、完全に新興国、途上国に限定すればよいものを、先進国でUMPCを出
したのか?が疑問。

またUMPCは基本的にOS側も機能限定されている。だからデスクトップ並みの
機能を要求する人にとっては、UMPCはサブノートかサブサブノート。


PC人口増を狙いたいのなら、やはり5~6万円のUMPCは必要だと思う。
そこから入って、デスクトップに興味を持つ人が増えればいいのだから。


俺が言いたいのは、企業は不安がっているようだが、俺はそれは問題じゃない
と思う。
もしカニバライゼーションが起こるとするなら、それは企業側が無策だから。

ソリューションだと思う。つまり使い方、提案の仕方だと思う。
メールだけなら携帯電話でも出来るが、ExcelやWordを開いて見るくらいなら
UMPCは便利ですよ。でも本格的に利用するには、やはりデスクトップが何か
と便利です!と言えばいいのだ。


俺もUMPCは欲しいと思っている1人だが、だからといってデスクトップを手放
そうとか、今あるノートPCも売り払おうとは思っていない。それは夫々に使い
方があると思っているから。

5年後、10年後になれば、そりゃUMPCも今のCore2Duo並みの機能になってい
るかもしれない。それでも、デスクトップも更に機能があがっているはず。

一直線上に全てがある、と考えずに、使い道によってパソコンを使い分けてく
ださいね。と言えば、一時期的には減るかもしれないが、大きく下がるような
事はないと、俺は思う。



Nettop/Netbookを超えた先にあるAtomプロセッサの可能性
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0616/kaigai445.htm