まず夫側や世間への、アプローチ自体が大間違い。
日本でも女性団体が毎年のように発表しているが、これにどれほどの効果、効
能があるかを考えずに公表している。
上から目線で物言ったところで改善などできない。むしろ
「ほら、1,200万円分も働いているのよ！」と妻が言えば、きっと夫は
「馬鹿な事を言うな！」と、夫婦喧嘩の火種になるのがせいぜいだ。
また1,200万円は月収100万円になり、実際に企業で働いた事がある人なら分か
るだろうが、月収100万円もらおうと思えば必死に働いた上に、上司らに認め
てもらえるだけの成果も出さなければならない。
役職は課長、部長クラス以上にならないと、これだけの金額はもらえない。
まあマスコミが、公表した文章のうち太字部分しか報道しないってのも問題な
のだが。
たとえば料理の味は、人によって違う。洗濯や掃除もそう。雑な人は雑な働き
しかしないし、細かい人は徹底して行う。それを一概に1,200万円と言うのは、
現在の給料、報酬制度からして有りえない。
女性の、妻側の主張を述べるのは何も悪くない。むしろ良いことだと思う。
しかしアプローチの方法が、既に今の時代にマッチしないばかりか、アプロー
チとして見ると悪すぎる。
これを上げるのなら、例えば昨今の家事、育児を夫婦共に仕事を割り振って行
う割合がどれほどあるのか、とか。どういった事例があるのかを示した方が、
特に中流所得階層以上の夫婦や家庭に対しては、大いにアプローチとして有効
だと思う。
金額が1,200万円かかる。
そう言われるなら、結婚したくないし、分かれて家政婦を雇う。家政婦なら年
額400万円以下で同等、またはそれ以上の働きをしてくれる。そう思ってしま
う。
高圧的なものの言い方をするよりは、本人のやる気を掻き立たせる言い方をし
なければ、決して上向きには働かないことを、知るべきだ。
主婦業、年俸1200万円＝米社が「母の日」で試算
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080511-00000026-jij-soci
