天に向かって唾を吐いただけ。

あれだけ長い番組やらされれば、集中力が無くなるのは当然なんだが。
ネットでは爆笑問題・太田氏が小倉氏の事を取上げた話題で持ちきりだが、番
組や6名のトークセッションについてのコメントが少ない気がする。


結論を言えば「TVを信じるな。」という事になる。

北野武氏、久米宏氏、テリー伊藤氏、小倉智久氏、爆笑問題の太田氏、田中氏
の6名でのトークセッションは面白かったが、後半"テレビの今後"についての
ところではテレビ局の経営側や制作幹部らの出席もなく、6名がみのもんた
や小倉氏の中傷で別の話にしてしまっただけだった。

北野武氏の場合、数時間の特番では約1500万円のギャラと言われている。
それほどの高収入が得られる職を手放したくないと思うのは当然。
結局、テレビ業界を擁護するだけのトークで終始している感は拭えなかった。

ただこのトークセッションで、過去と比べて「視聴率の低下」「倫理等の規制
多い中で、番組作りが困難になっている」「低予算でしか番組が作れない」等、
現状に対する不満や失望を吐露していたのは、印象的だった。


本当にテレビ業界の今後を考えるトークを行うのなら、在京5局の制作部門幹
部、社長らが集って行うべきだ。

それをタレントに代弁させてしまうという傲慢さ、無責任さは、結局は自分が
天に向かって唾を吐くようなことをしている事に過ぎないと感じざるを得ない。




タレントらが「昔と大きく変わった」と不満を漏らしていたが、自分達がニー
ズに合わせられないのなら、淘汰されても仕方が無いだろう。
青色の服が欲しい人が増えれば、生産をそれに合わせるのが、当然の話だと思
うのだが。

本当に自分の表現を追及したいのなら、無料放送の地上波テレビでなければな
らない理由は何一つ無い。


個々の発言に対して言えば、テリー伊藤氏が"テレビ局の倫理処理は機能して
いる"と述べていたが、これについては非常に温度差を感じる。
久米宏氏は傍若無人なだけで、視聴者だけではなくテレビ業界をも捨て去っ
ているという態度が見えて、非常に腹立たしかった。



「TVを信じるな。」と言ったが、正しく言えば・・・
「テレビの記事を鵜呑みにすることなかれ」という事だ。

TVで報道されていることが真実ではない。私たちはテレビに振り回されない
よう、注意すべきだろう。



たけしの日本教育白書2007(フジテレビ・2007/10/27)
http://www.fujitv.co.jp/index.html


爆笑問題の太田が小倉智昭にヅラ発言
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1048190.html