対面販売という重要性

[【伝説のゲームショップ閉店】ゲームズマーヤ最後の1日を見守る生放送【よゐこ・有野さんもご来店】 - 2018/04/08(日) 10:30開始 - ニコニコ生放送]
(http://live2.nicovideo.jp/watch/lv312105835?ref=sharetw)

俺はたまたま放送スケジュールを見て初めて知ったのだが、こういう辣腕販売員はどこにでもいて
他人に対して強い興味と感心があって、それに行動できる人でないとこういう役柄は出来ない。

名越さんが「止める理由は体調理由であって、だから小売店が無くなるとか、我々が力を入れてないわけでもない」
とフォローしていた。
セガ・名越さんは月1で放送をしているが、自身の放送ではぶっちゃけるタイプの人ではない。しかし今回は小売店とゲームメーカーの関係性を吐露してて、業界の裏側を少し垣間見れた。


ゲームメーカーもハードメーカーも、統計という方程式で5万とか10万人単位で売れ行き、
それで売れ行きを見ている。
だけど小売店は言うなれば「全数チェック」をやっている。
ゲームメーカーもハードメーカーも、統計という裏付けられたものを使って出しているので
信用はしているけど、じゃあ本当にそれが正しいのか否か?というのは全数チェックをするほかない。
そこでゲームズマーヤのような完全独立系のゲームショップは、本当なら何億積んででも欲しいのが
本当のところだと思う。(出来ないのは商習慣があるからだと思う)


ゲームメーカーは頼っていた小売店が無くなったことで、明日からどうやって自分たちが正しいことを
やっているのか?をどうやって証明していこうとしているのか。

仮に100本しか売れないソフトであっても語り継がれて神ゲーになるソフトだってあるし、
何万本も売れているのに糞ゲーと呼ばれるソフトもある。
売店は、自分たちの仮説を身銭を切って、検証してくれたことでありゲームの質を高めてくれたわけではない。

今後AI=超高度な統計・方程式群が代わりを務めるのかもしれないが、たぶんそのAIは
ゲームズマーヤ店長の役はできないだろう。


いまのゲームは高度になり、画面も綺麗だ。まるで目の前に居るかのような体験を得られる。
しかしそれと売上
それとゲーム体験が良くなるというわけではない。

いままで縁の下の力持ちが、明日から居なくなる。
ゲームメーカーの社長や取締役という会社の意思決定者、ブレインは明日からどうするつもりなんだろうか。