やはり箱ものしか作らない、MANGA議連

書いてあることを4つに要約するとこうだ

・世界に冠たる“MANGA”コンテンツをアーカイブ
・我が国の誇るマンガ、アニメ及びゲーム等のメディア芸術の情報拠点等の整備を進める
・“MANGAのナショナルセンター”を作ることが正式に承認
・五輪期間中もこれまで同様ビッグサイトを使えるよう政府と交渉中
ナショナルセンターができ、近代的な運営ができるようになった時に、税制面も整備していく

アーカイブ施設が欲しいなら国会図書館に置けばいい。新たな施設はいらん。
国立国会図書館に置けば、国会図書館と提携している各地の図書館からリモートで利用できるようになる。
アニメ産業は東京都だけのものではない。

全体的にナショナルセンターという箱ものありきで話している。

ワーキングプアのことでアニメ業界に圧力をかけようとしている様子はこの記事には全くない。
都内なら、最低でも年収200万、月収15万。週休2日を企業側に求め、違反したら罰則を科すとすべき。


そんな時に、Netflixがアニメ産業に手を入れることを発表した。そのNetflix
「例えば、アニメを見たことがない人に対しても、気に入りそうなアニメ作品をレコメンドできる。日本のユーザーの半数以上がアニメを楽しんでおり、南米やアメリカ、フランス、イタリア、台湾、フィリピンでも人気がある。しかし、全世界のアニメの消費量を見てみると、日本以外が90%以上を占めている
と語っている。
つまり日本のアニメ業界はマーケットが世界にあるにもかかわらず殆ど手付かずにいたことを
Netflixによって暴露されるなんて、なんとも惨めなことだ。
日本の企業でも海外展開している企業は山ほどある。アメリカだけではなく中東、アフリカにも
展開している企業もある。にもかかわらずアニメ産業に至っては及び腰だ。
こういう状況なのに箱ものありきだと言っていることがいかに的外れなのかが分かる。

守ることも必要だが今必要なのは、攻めること。
守るべきはアニメーターやクリエイターであって、その底辺にいる労働者を後でやるからと言って
蔑ろにしているのは頭おかしいとしか言いようがない。

Netflixが動く前に、自分たちからNetflixやHuluに依頼するくらいの考えが無かったのか?と言いたい。


今まで培ってきたノウハウがあるのに活かせず、Netflixによって大半が持っていかれることになるわけだ。
もちろんNetflixは中華やインドといった超巨大人口国での展開も行うだろうから
日本のアニメ技術は否応なく中華、インドなど諸外国に流出していく。アーカイブを作る意味などない。

もちろん技術力の高い人はどんどん日本を捨てる。
他社に30万出すと言われれば10万で働く必要はないのだから。


MANGA議連、アニメ業界のワーキングプアに危機感 衆院議員・古屋圭司氏が語る施策とは? (オリコン) - Yahoo!ニュース
<https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170731-00000327-oric-ent>


「世界中にアニメファンを作る」Netflixがアニメ注力宣言。湯浅監督らも参加 - AV Watch
<http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1073966.html>