痴漢問題は当事者だけでなく、行政と警察側の無対策が一番の問題

冒頭に、【普段の本ブログとはかなり方向性の違う記事になります】、と前置きをしているのだが、
同記事に対し意見があり掲載希望とあったので掲載を行ったとしている。
なぜ掲載に踏み切ったのか?の根拠が書かれていないので、載せた以上は根拠を書いて欲しかった。

少し冷静に見直すと、記事には「武装」という言葉が10回出てきている。
これがある一部の読者に反感を持たせた要因のように感じる。(コメント者が書いた分を除いて10回)


現行犯の逮捕は、逮捕権限のない一般人にでも出来る私人逮捕の権利を有している。(刑事訴訟法213条)
但し条件がある。
・犯人が現行犯人、準現行犯人であること(刑事訴訟法212条)
・犯人が逃亡するおそれがある場合(刑事訴訟法217条。過失傷害罪・侮辱罪に当たるもの)

2017/06/03 00時ごろに起った平井駅の痴漢冤罪事件は、当初警察側は「回答できない」と突っぱねて
いたようだったが、その後「同日15時に両者に話を聞いている」とのことのようだ。しかしその後
どのようになったかの記事が見当たらないので結果は不明。


で、書かれているコメントに
犯罪者はその多勢が実はとても賢く、また周到で陰湿です。そんな犯罪者の心理として、彼らがより、リスクを減らす為に、このような知識武装をしないとは感じ得ません。

とあるのだが、凄い思い込みが激しい方だなと思った。


痴漢問題は何年かに1度はこうやって少し大きめの記事になることがある。
ただでさえ身動きとれないくらいに混んでいて、夏場はみんなが肌を出しているので
否応なく肌が触れ合ってしまう。こういう状況において女性側は非常に敏感になっている。

行政や警察は子供でも理解できるほど明確な基準を出して、周知を徹底すべきだ。

街中で起こったなら当事者同士だけで済むが、公共交通機関で起こったことは
周囲が巻き添えを食らう。こんなこと金曜日の深夜だったからまだしも月曜日の
朝にやられてたらたまったものではない。


課題はこれだけじゃない。
鉄道会社も企業も、なぜフレックス制度をもっと活用しないのか。
そして鉄道会社は、フレックス制を導入している通勤定期利用者には割引を
適用させるなど行って促進できるが全くやっていない。行政側も促進するための
対策を行っていないのも問題。

海外ではサマータイムが始まってるが、サマータイムの制度ももっと導入して
時間差通勤を今の3~5倍すすめないと悪化するばかり。



痴漢を疑われた場合に「電車を降りろ」と言われたらどうすべきか?弁護士さんに聞いてみた - ケータイ乞食から陸マイラー
<http://monimonita333.hatenablog.com/entry/chikan-enzai#%E9%9B%BB%E8%BB%8A%E5%86%85%E3%81%A7%E7%97%B4%E6%BC%A2%E3%82%92%E7%96%91%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%A0%B4%E5%90%88%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%99%E3%82%8C%E3%81%B0%E3%81%84%E3%81%84>