RIZEN効果によるAMD復調の兆し

AMDがリリースするCPUのRIZENが人気だ。
実際どれだけ売れているのかの数が分からないので、ネット上にある品薄感の観測を見るしか
ないのだが、それでもAMDの復調は自作ユーザーにとっては2000年や2005年頃を思い出す。

だからといってインテルのCPUが劣っているというわけではない。
もしAMDが復調と思える要因があるとすれば、インテルがデスクトップ用CPUから手を引きかけていることかもしれない。

インテルはモバイル向けや組込み系のCPUにニーズが集まるとみて、3~4年前から
デスクトップPC向けのCPUを毎年アップグレードしていた体制から、2~3年に1度に
変更した。
もちろん多少スペックを変えたものは毎年出ているのだが、全面改訂版は間をあける
ことを決めた。ここにAMDが目を付けたのかもしれない。

確かにデスクトップPCの出荷台数は毎年減ってきているし、モバイル向けは延びる一途。
軸をモバイルにするのは経営者として当然の判断だといえるが、だからといってデスクトップが
全くうんともすんとも言わないレベルにまで堕ちたわけではない。
やはりデスクトップ向けは消費電力を始めPowerを活かせ環境を作れるので、
いくらスマホ時代とはいえデスクトップを使う人は少なくない。

インテルはデスクトップから少し身を引いてはいるが、だからといって手を抜いているわけではない。
なのでAMDがRIZENの好調に胡坐をかかないことが重要だと思う。

GPUも、PS4やXBOXONEで利用されているものの、自作界隈ではGeForceの方が遥かに人気がある。
AMDがどこまで本気出すかに注目されている。